2017年03月07日

学び研(大阪)その10

発表者が説明している発表内容の中に、すでに生徒(児童・園児)の姿から授業改善を図ろうとしている姿が散見できていたという話でしたが、この人からも貴重な話を聞くことができました。
北海道の山崎先生です。
懇親会の時だったか、会場での立ち話だったか・・・忘れましたが、中学校に勤められていた時の話を聞かせていただくことができました。
授業の後に生徒に書かせるのと言えば
「今日の目標と、どれぐらいそれを達成できたか」だったり
「今日の感想・反省」だったりするのが多いのではないかと、私は貧弱な発想しかしてなかったのですが、山崎先生は生徒に
「今日の授業の評価」を書かせることもあるそうです。
生徒に授業を批評してもらおうというのです
「今日はうまくいった」と思う日の生徒からの評価は「A」に○を付ける子が当然多いのですが、たまに一人ぐらい「C」を付ける子が居たりなんかすると愕然として、その子を「こそっと」呼んで「何が悪かったか」を聞くんだそうで、それがとても参考になるらしいのです。
おお!何年も前からそんな真摯なことをやっておられたのか、このお方は!
まさに生徒(児童・園児)からの授業改善!
さらに教えてもらったのは「どれぐらいそれを達成できたか」だけでなく「何に困ったか」を書かせると、次の授業で誰に何をアドバイスすれば良いかがわかってうまくいくんだそうです。
すでにやっておられる先生方には申し訳ない話題ですが、私には目からウロコの話題だったので、さっそく次の4月からはこの路線でやることに決定しました。
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山崎先生と言えば、ウチの新人Yさんが壇上に上げられた時にも鋭く突っ込んでいただきました。
Yさんが「授業中に生徒が『先生!これをやれば成績は5になる?』と言ってくるのが残念な気持ちになります」というような発言をしたときも、すかさず手を挙げた山崎先生は
「それはすでにそういう事を言われるような授業をしてしまっているから活動に没頭できていなにのであって、私はそんなことを言われたことがない」
とアドバイスいただきました。
おお!私に続いて、うちの娘も天下の山崎先生から教えを受けるとは!
なんとありがたいことよ(笑)

まあ、山崎先生の言われることももっともで、Yさんの発言を聞いた直後に私も同じことを考えました。
でも、正確には2つの回答が同時に浮かびました。
ひとつは山崎先生と同じですが、もうひとつは逆方向で
「これをやれば成績は5になる?と聞かれたら”どうすれば5になるのか”を評価規準と基準でスラスラ答えられないといけないよ」でした。
そもそも、そこが不明瞭な授業っていうのはダメでしょう。
ちゃんとあらかじめ開示された明瞭な授業と言うのも大事な事なんじゃないでしょうか?




posted by kazyhazy at 23:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 研究大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月06日

学び研(大阪)その9

トイレの中央の先生(笑)からは無事メッセージをいただきました。
今までにもありましたが、ひょんな事から読者の方に出会う事ってけっこうありますね。

さて学び研ですが・・・
資質・能力が今回のキーワードだったかような話題になっているようですが
(私のせいでもあるのですが)
本当のキーワードは授業改善だったはずです。
そして、大会的には「参加者による研究協議を盛り上げて授業改善を図ろう」という方針があって、
参加者の皆さんは「その通りじゃないか。なんか違うのか?」と思うかもしれませんが、
自分的には発表者の先生が「生徒(児童・園児)の姿から授業改善を図ろう」としている場面があると、そういう所にばかり目が行きました。

研究協議の時間を発表よりも長くとっているというのが今回のウリでもあったのですが、
発表の中に登場する生徒(児童・園児)の反応の方が面白くて、
「オーディエンスの意見を聞かなくても、そこに答があるじゃないか。生徒(児童・園児)たちが声をそろえて教えてくれているじゃないか」
・・・な〜んて思うシーンも多々あって、その場に居ながらも違う路線で勉強させていただいていました。
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さすがは学び研。夜の方も研修三昧です。
懇親会では上野先生から「こっちの方が本番の学び研だよ」という発言もありましたが
あちらこちらで攻防が見られました。
「今日の発表のあそこはこうだった」とか「今回の学び研のあり方はどうだったんでしょうか」とか「今日の私の発表のここはこう思っているのですが」など色々な場所で真面目な議論もあって、けっこう鋭い意見も聞くことができました。
私も何人かから問われたので、いくつかアドバイスをすることがありましたが、教師目線でしか判断できていない先生には「生徒(児童・園児)の反応から、こう考えるべきじゃ・・・・」とか「どれほど理屈をならべようが、実際生徒がこうだったんだから、そこを軸に考えると・・・」みたいなことを言っていたような気がします。

個人的には、ちょうど今読んでいる本の作者本人であらせられる松岡先生と、本の内容や裏話についての会話ができたのが嬉しかったですねえ。
勉強しながら、感心しながら、反省しながら読んでる本なのでサラッとは読み飛ばせなくて、今日になってもまだ噛みしめるようにゆっくりと読んでいる本なのですが。

長くなりそうなので「生徒(児童・園児)の姿から授業改善を図ろう」の続きは明日書きますね。


posted by kazyhazy at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月05日

美術部の顧問(32)

今日は美術部の生徒を連れて
京都造形芸術大学の卒制展を見に行ってきました。
内容に魅力を感じていて、ぜひ連れていきたいと考えていたのですが
なんと初任者Yさんの母校でもあるというので、案内役に来てもらいました。
(彼女は実は顧問ではないのです。)
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京造芸大は最寄りの電車の駅が無いので、京都駅からバスで50分近くかかります。
地下鉄などを併用すると少しましなのですが、交通費も上がるし
それでも結局はバスに乗ることになるので、バス一本に絞りました。
展覧会の期間中だけ?学生がやっているカフェなんかもあちこちにあり、半分は学園祭の見学に来ているような楽しさもあります。それにスペースが広大で、迷子になりそうなほど色々なところで展示をしています。到着した中学生たちのテンションも上がります
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生徒たちはすでに高校の美術部に行ってるので、年上の先輩の頑張りを見てきているのですが、高校の美術部と言うと油彩の写実画中心と言うイメージもあり、高校生なんだから当たり前ですが広いジャンルの美術を知っているわけではありません。
昨年はモネ展に行きましたが、ゴッホだろうとルノアールだろうと少し偉大すぎて中学生にはピンとこないところもあったと思います。
その点こういう大学なら油彩、日本画、染色、インスタレーション、写真、建築、ファッション、アニメーションなどなど、広いジャンルを見ることができるし、若い作家たちなので今風の表現もあって中学生にも共感できると考えました。
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しかし先週、中学生たちに募集の案内をかけたときは「美術館に行くのじゃないの?」「中学生なのに大学に行ってどうするの?」みたいな消極的な反応でした。
そこで話をしたのは・・・・
「君たちは今、油絵を描いているけれど、それは将来プロの「絵描き」になるためだと言う人は少ないと思う。たとえなりたくても絵がドンドン売れるようなプロになるのは大変なことです。
しかし君たちは今ここに美術部員として居るという事は、そういうことが好きな人間なんだから、絵描きにならなくても社会の色々な分野でセンスや工夫が必要な仕事や、美術を応用した仕事に就く可能性は非常に高いと思う。それは油絵ではなく写真を使うものかもしれないし、建築関係かもしれない。ファッションやイラストかもしれない。
今描いている絵の参考のためだけに行くのじゃなくて、将来のことがイメージできるようになるための見聞を得られる貴重な機会だと思った方が良いよ」

・・・でした。
それを聞いてから行きたくなった生徒も増え、習い事や家の用事でどうしても予定が詰まっている生徒以外は連れていくことができました。
どうだった? 行ってよかったろ?

posted by kazyhazy at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 部活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月04日

学び研(大阪)その8

昨日に続いて、学び研でのこのブログの反応を紹介しますね。

休憩時間にトイレに行った時のことです。
男子トイレに男が3人並んでいるとご想像ください。
に立っているのが田中真二朗先生
真ん中が初対面の先生
右側に私が立って3人で用を足しているところだと思ってください。
(お上品でない話題でスイマセン)
私がトイレに入ったときは中央の先生が田中先生の実践を褒めたたえている最中でした。
「田中先生のブログも楽しみです」
と言われたときに私が右に入ったので、それを見ていた田中先生は
「最近あんまり更新できてなくて・・・梶岡先生のを読んだら満足して自分のを書かないんです」
すると中央の先生が驚いたように私の方へ顔を向け
「あっ梶岡先生ですか!b-sideも読んでます。毎日読んで胸に突き刺さっています!」
だそうです。スゴイ感想をいただきました。(笑)

中央の先生!手がふさがっていたので(笑)名刺交換もできませんでした。
読んでくださっているようなので、これを見たら連絡ください。

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トイレの話だけで終わるのもナンなので、別の話題も紹介しますね
今回の大会はスタッフの熱意が伝わる工夫だらけの大会だったのですが
看板にも感心させられました。

授業改善ビフォーアフターにちなんで、授業が良くなったり、ちょっと反省したりしながら徐々に良くなっていくイメージがデザインされています。しかもこのギザギザ模様ですが美術の「び」の字になっているってんですから参りました。
堺市の伊藤先生作だそうです。
ありがとう伊藤先生。

posted by kazyhazy at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月03日

学び研(大阪)その7

重い話が続いたので、今日は軽めの話を。
突然ですが、みなさんのスマホにはアプリのアイコンがズラッと並んでいると思うのですが、自分で作れるのをご存知でしょうか?
アプリではなく単なるショートカットなんですけどね。
ちなみにこのブログなんですが、外出先でも更新できるようにこんな風になってます
ipad.jpg
記事の投稿というアイコンをタッチすれば、Webブラウザが立ち上がってブログの新規投稿のところまで一気に開きます。こういうのを自分で登録することができるんです。

さて学び研大阪です。懇親会で話をした若手のT先生は結構な酔いっぷりで、話をしたと言いながら会話はおぼつかなかったのですが、ひたすら自分のスマホを見ろジェスチャーしてきます。
周囲の先輩方も「口でしゃべれよ」なんてたしなめているぐらいだったのですが、彼のスマホ画面をのぞき込むと、なんと「b-side美術教育雑感」というアイコンが作られているではないですか。
指で触れれば一気にこのページまで飛んでくるというアレです。
「愛読してくれているんだなあ」と喜んだ直後に気づきました。
「b-sideアイコンは一つじゃない。画面中にいっぱいある!!」

なんと彼はこのブログのトップページのアイコンを作っていたんじゃないんです。
気に入った記事や何度も読む記事、連載シリーズごとにアイコンを作ってくれているのです。
画面の大半が「b-side」になっているのはこのためだったのですね。
涙ぐましいじゃあーりませんか(笑)
そういう奇特な方もいらっしゃるんだと思うと、元気が湧いてきますね。


posted by kazyhazy at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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