2017年03月13日

21世紀型スキル(1)

初任研でやっていることとしてこれまで、授業を見に行ったり指導案を直したりというような仕事がたびたびブログにも登場したと思います。これは「授業研修」というカテゴリに該当します。
しかし、ご存知の方も多いと思いますが「一般研修」というのもあるんです。
これは授業以外の基礎的な素養をレクチャする時間で、
生徒指導・・・とか、学級経営・・・とか、懇談会の持ち方・・・とか
授業以外のことの研修を週2回のペースで、初任者3人+私でやっています。
「毎週毎週2回も初任者向けに講話をしてるのか?」
と思われるかもしれませんが、「してるんですよ」これが(笑)
毎日ブログを書いても平気な人間の資質・能力なんでしょうかね。
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生徒指導や学級経営の基本というような講話はそんなに何回もできないし、メンター制の研修を使った方が有効だったりするし、そもそもそういう大事なヤツは一学期に済ませているので、後半になるほど私らしい講話にバイアスがかかります。
・ファシリテーション
・キーコンピテンシー
・ヒドゥンカリキュラム
・オープンクエスチョン

などなど、講話のタイトルもカタカナ用語がばんばん増えてきます。
もはや基礎的素養ではありませんね(笑)
やはり初任者と言うのは「これから」の人材です。
だから校内の先輩教員でさえ知らない様な新しいことも知っていてほしいのです。

そうして、つい先週扱ったタイトルが「21世紀型学力」だったという訳です。






posted by kazyhazy at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | アクティブラーニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月12日

松岡先生の本を読了

毎日少しずつ、噛みしめるように読ませていただきました。
学び研の記事でも書きました松岡先生の本をついに読了しました。
これは良いです!
今後、何度も読み返すことになりそうです。
惜しむらくは、我が家の子供が幼少時にこの本を読みたかったという事ぐらいですか。
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この本では、子どもの育ちを丁寧に教えてもらえるだけでなく、保育にとどまらない美術としての意味ともつなげてくれます。
さらに、指導者にとって嬉しいのは、
1、子供はこういう反応をしたり、こういう行動に出る事が多いが、
2、それはどういう意味があるのかがこの本からわかり、
3、先生はついついこういう返答をしてしまう場合があるが、
4、それは、どういう点をどのように誤解しているのか・・・

というのが具体的に載っていて、胸を突かれる思いで反省しながら読んでいました。

中学校ぐらいの年齢の生徒は「この本の範疇ではない」というようなことが文中に断ってありましたが、それでも読んでいて参考になることがたくさんありました。
日頃授業をしていて気になるのは、
1、最近は中学三年生でも、まず基底線を横にひいて、上に太陽を描く子が多い。
2、部活などの影響で円陣を組んでいる姿を描きたがるが、(これも中3でも)上空から見下ろしたような構図で地面に寝そべっているようにしか描けない。

・・・などと言う幼児期の特徴が中3生から発現されていることに気づかされます。そしてこの特徴は年々増加傾向にあります。恐らく図工の時間数が減った年から少しずつ進行してきたのではないかと思います。
他の地域ではそんなことは無いのでしょうか?
だとしたら、本校の学区の幼小ではその年齢にふさわしい活動をさせてもらえてなくて、さらに中学校で私が適切なフォローをできなかったことが原因なのかもしれません。

posted by kazyhazy at 16:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月10日

美術部の顧問(34)

今日は毎年の恒例、美術部のお別れ会です。
といっても大層なことをせずに在校生から色紙を渡して、先輩から最後の挨拶をする程度の短時間のお別れ会なのですが、こういうのが全くない美術部だった時代を思えば、少しは部活動らしい絆のようなものも生まれているのではないでしょうか?
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卒業式当日にプレゼントすることは禁じられています
部活動に入っていた卒業生だけが何かを受け取れるという構図は、やはりちぐはぐです。
だから卒業式の直前に美術室で部員だけが集まって、こういう会を開くようになりました。
10年前にこの学校へ来たときは、
個々人が勝手にマンガの絵を落書きしているだけで、学年間のつながりどころか、同じ学年の者同士でも交流が感じられない美術部だったことを思えば、なんとかここまで育てられたことを嬉しく思います。
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こちらが知らない様なサプライズが2年生から出て(上の画像のクラッカー)「例年よりひと工夫してるな」なんて思っていたら、3年生からもサプライズでお返しの色紙が手渡されました。
卒業生の方からもらうのは初めてなので、下級生たちは大感激でした。
同じことを繰り返すのではなく、生徒の手でより良いものにしていく姿勢が生まれていることには顧問も大感激でした。

posted by kazyhazy at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 部活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月09日

美術部の顧問(33)

部活の開始時間。
イーゼルを出して油絵の準備をしている部員たちに
「出したものを片付けなさい。今日は活動してはいけません」
と告げます。
キョトンとした顔をしながら片づけを終えた中学生を集めてミーティングです。
「昨日、皆さんが帰った後に見に来たら、誰もいない美術室に暖房がついていました。」
これが、今日は活動が許されない理由でした。
「解決策を相談して、行動が改善されるまでは何日でも絵を描かなくていい」
・・・と言って生徒に委ねます。

つけっぱなしで帰ったのは確かにミスだけど、そのことを指摘して注意すれば良いのじゃないか?
・・・と思われるかもしれません。
けど、そのミスだけを注意しているのではないのです。

本校の美術部の約束事の第一番には
「私たちは活動するんじゃなくて、活動させていただくのだという事を忘れない」
第二番には
美術部が居てくれて良かったと周囲に言ってもらえる活動を目指すこと」
と書かれています。
(以下、いろいろな「めあて」が続きます)
「絵を描きたい」という自分の希望のために、部屋を提供してもらい、道具をお借りして、先生には教えていただいているという姿勢を忘れてはいけないのです。
そして、それだけしてもらっているのだから、活動後には美術室の机や流しを磨くし、学校の掲示物を作るし、顧問が出張の日でも戸締りが完璧で、教頭先生や用務員さんから「ああ美術部が居てくれて良かった」と言ってもらって感謝を返すのだと言ってあります。
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最近はちょっと気が緩んだのか、このことを忘れていたみたいです。
調子に乗ったようなことを言ったり、横着だったり・・・「活動させていただいている」というような姿勢には見えず、「大丈夫かな?」なんてことを思っていた矢先に暖房のつけっ放しがあったのです。

こんなんで「美術部が居てくれて良かった」と言ってもらえるのか?
という点が問題の焦点なのです。

話し合いの結果、当面の課題である「つけっ放し」については画像のようなチェック表が作成され、部長と戸締り係による二重チェックをすることになったようです。
話し合いはそれだけではなく、学校に対して「自分たちがどんな事でお役に立てるか」についても、色々な奉仕的な候補がリストアップされました
ここまで話し合えたのなら合格です。
「つけっ放し」という単なる一回のミスの話ではないのです。
それが判っているようだったので、翌日から活動は再開されました

posted by kazyhazy at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 部活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月08日

学び研(大阪)その11

今回の学び研は、スタッフによる工夫満載の研究会だったわけですが、
研究会の在り方について改めて考えさせられることもありました。
それは「研究会のアイデンティティ」についてです。

例えば「中学校美術Q&A」だったら、活動を立ち上げた意義に沿って中身を決めていました。
だから必ず山崎先生による基調提案があり、
私によるワークショップ(アクション会議)がありました。
そこはQ&Aの存在意義でもあるので外せません。

じゃあ「学び研」はどうなのかな?
と、勝手に想像を巡らせました。
Q&Aとは違って主催者ではないので、主催者の近くにいる者としての想像や希望なんですけどね。
◆発表内容のこと
発表には、上野行一先生奥村高明先生などの先生方の講話が挟まれていたという印象を持っています。実際に滋賀で学び研をやったときも「それだけは外せない」と(私が勝手に)考えて、お二人の話はプログラムに入れていました。
このお二人をはじめとする先生方による講話は、深い考察と広い視野と新しい知見に満ちていて、それを聞くことができるのは学び研の楽しみでもありました。

◆鑑賞教育フォーラムが前身だったこと
学び研はもともと鑑賞教育フォーラムが母体だったと思うのですが、参加者は当時「対話による鑑賞」を学びたいって人が集まってたのではないでしょうか。そのせいもあってか教師以外に美術館関係者の参加や発表も多く、大学生NPOの宮島さおりさんを始め広いジャンルの方々の参集があったという印象を持っています。(実際に東京大会の喫煙所で話をしたのは音楽関係者の方だったりします。)そういう方々にとってもニーズのある内容というのが学び研だった気がします。

こういう感じが(私の勝手な)学び研のイメージであり希望でもあるのです。
主催者の先生方から見ると「ちょっと違うよ」と言われるかもしれませんが。
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恒例の懇親会での「次期開催地発表」が酒の勢いも借りながら断行されました。
つぎは山形だそうです。
今回初参加の初任者Yさんは、「山形だろうと行ってしまいそう。今回参加できて良かったから」と言ってますので、今回が大変良い研究会だったことは間違いなさそうです。
・・・判定するのはYさんで良いのか?(笑)・・・

しかし、良い研究会を目指すという事が
イコールで「学び研」を冠する研究会を企画する事と同義ではありません。
研究会にはその研究会の存在意義があるってことを改めて考えされられます。

posted by kazyhazy at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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