2011年01月31日

美術部のジレンマ_3

<色:#006600>美術部が潜在的に持っている問題を整理しようとして書き始めたのですが、今日は「先輩・後輩」について考えようと思います。

運動部などではかなりの割合で上級生が下級生を指導するという場面があります。放っておいてもそうなるわけではないので、日頃から顧問の先生がそうなるように指導しておられるのだと思います。

会議や仕事で、なかなか毎日部活にべったり張り付くことができないので、運動部の先生が上級生に少し指示を出すだけで、着々と活動が始まるのがうらやましいと感じることがあります。

美術部ではそういうことは殆どあり得ません。
そうなるように指導していない・・・のではなく、構造上難しいところがあります。
サッカー部が全員サッカーをするように、野球部が毎日野球をするように、美術部も毎年全員が、同じモチーフで絵を描くならやりやすいかも知れません。
上級生も毎年やっている課題なら、1年生に堂々と教えられることもあるでしょう
顧問が「あれをやっとけ」と言うだけで、きっとピンと来るでしょう。

しかし現実はモチーフどころか画材や技法までマチマチで、一人一人と個別に対応しなければならないときの方が多いですよね。
その上、
途中入部が多いのも美術部の特徴だったりはしませんか?
運動部に見切りを付けた子が2,3年生で入ってきた場合、たとえ活動内容を定型化していても、基礎の手順をまったく踏んでいない上級生・・・ということになります。

結局・・・良い意味での上下関係も自治も生まれにくいです。
(もともとそう言うのが苦手な子が集まっている・・・というのもあるし〜)

上級生も下級生も、なんでもかんでも「先生」を呼ぶし、自分たちの話し合いで解決することはありません。

私自身、そんなに油絵に執着はないので、結構自由にやらせていたのですが、かえって生徒達は「これだ!」と打ち込めるものを教えて欲しいのだと気づき、定型化できるところは定型化しようと試みているところです。つづく


posted by kazyhazy at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 部活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

美術部のジレンマ_2

<色:#006600>いままで細々とやっていた美術部が
人数も増え、活動も段々本格化していくと、
他の部(運動部や吹奏楽部)に起こっているような問題
一人前に(笑)起こってくるようになりました。

人間関係が難しくなったり・・・・・
サポートの大学生とうまくいかない者がでたり・・・・
アニメ部のような活動を希望する子が活動内容に反対したり・・・・・・

実は2学期末の美術部は<色:#ff6600>「炎上」していまして
事態の収拾に走り回っていました。



けど、ぜんぜん苦痛ではありませんでした。
事態収拾のために部員達と個別に面談し、話を聞き、こちらも伝え、
今まで、なんとなく過ぎていっていた部分にも光が当たりました。

これまでは、やはり技術的な指導で会話をすることが多く
部活動のあり方自体を話し合う機会が
なかったことに気がつきました。

色々な問題が出て、解決しようと動くことによって
その機会が与えられたことを嬉しく思っています。
posted by kazyhazy at 00:26| Comment(3) | TrackBack(0) | 部活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月29日

美術部のジレンマ_1

<色:#006600>なかなか美術部を担当させて貰えないと聞きますが
私も例に漏れず長い間他の部活の顧問をしていた時期があります。

幸いな事に、ここ数年は美術部を持たせてもらい
部員数を増やし、活動を本格化し、ももらい、存在感も増してきたので
当分はこのスタンスでやって行けそうです。

やはり美術部は美術科の教師が持つべきです。
片手間にできる物ではないと最近痛感しています。

・・・・というもの、色々な問題に直面しているからです。

美術部というものは、アプリオリに多くの矛盾を抱えているのですね。

普通は「いい加減な活動をしていた部活」が「しっかりしてきた」なら、誰からも喜ばれるものなのですが、
美術部の場合は違うようです。

「こんなに活動が本格化するなんて!そんなつもりではなかったのに・・・」という生徒をかなりの割合で内包しているのが美術部でもあります。

本格化した活動を維持して、何年か伝統を作れば
ここの学校の美術部はかなり厳しいらしいでぇ」という覚悟が、入部してくる段階でできあがっていると思うのですが
過渡期となるとナカナカ難しいものがあります。

それに、私自身が熱心に活発化させながらも
「<色:#ff6600>敷居の高い」部活を目指していない・・・・つまり苦手な子でも受け入れたいという姿勢なので、顧問自体がすでに二律背反状態ですよね。

まだまだ他にも、美術部が先天的に持っている矛盾に悩まされているのですが
次回に紹介しますね。
posted by kazyhazy at 21:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 部活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月08日

美術部展の鑑賞

<色:#006600>生徒と一緒に美術部展の鑑賞をしてきました。
学校賞を取ったことや準グランプリを取ったことも今日初めて生徒達に公表しまして、「そりゃもう」たいそうな喜びようでした。

今まで、展覧会へ見に行くことに消極的な学年もあったけど
忙しいはずの3年生も全員出席で、
この辺の意欲や、賞を喜べる素直さが<色:#ff6600>今年の強みだったのかも知れません。

本県の美術部展には作者宛に書く手紙のようなアンケート用紙があります。ファンレターを出すように気に入った他校の生徒作品の作者に宛てて感想を書く・・・というものです。

これも、なかなか嬉しい企画です。
漫然と絵を見るのではなく、絵の向こうに作者を意識して感想を書くというのも良いし、
ファンレターを受け取る側になるのも感激するようです。
本日は最終日なので
本校生徒に対する「手紙」が何十枚も集まっていて
喜びもひとしおでした。

参考資料を何も見ずに描いたという準グランプリ作品です。竜のデザインも明暗の加減も、全て自分の頭の中のイメージを表出するという、中学生にしては驚異的な活動でした。数ヶ月前に初めて油絵を描いて、これが二作目です。
posted by kazyhazy at 22:58| Comment(4) | TrackBack(0) | 部活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月15日

ミニ「ムサビ?」の開始

<色:#006600>放課後の美術部の活動風景なのですが
一番手前に写っている人・・・実は大学生なのです。
(完全に中学生に埋没していますが)

教師の多忙化も極まったという感じの昨今!
本来的にやらなければならないことが山積していて
学校は部活なんてやってられる余裕なんて無いはずなのですが
急にやめられなくて、矛盾を抱えながらやってる感じです。

それでも「美術部の夏の大会」とも言うべき美術部展にむけて
生徒達の意欲は高まっています。
職員室で仕事をしていても美術部員は呼びに来ます
通知表を作らなければならない忙しいときでも許してくれません(笑)

そして美術室に一歩踏み込んだら
一斉に各学年から「せんせー!こっちに来て〜」という状態です。
自分がそのように育てたとはいえ
まさに「うれしい悲鳴」状態。体が持ちません。たすけてー
3学年いるので授業よりしんどいです。

ムサビを思い出して、助けを近隣の大学に求めると、
なんと翌日には3〜5名の学生ボランティアの応募が!!!
すばやいレシーブを返していただいた新関教授に感謝です。

大学の授業との兼ね合いで
なかなか日程が上手く合わないのですが
本日やっと都合の付く学生第一号が来てくれたというわけです。
posted by kazyhazy at 22:40| Comment(9) | TrackBack(0) | 部活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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