美術部員は卒業式では装飾担当です。
「色々と工夫を考えても良いよ」
とは言っているものの、一応カタ〜イ式典ですので生徒たちもあまり思いつかないようで、例年の装飾に少し自分たちのこだわりを付け加える程度でとどまっています。
先日、FBに復刻でアップされていた鈴木斉先生の過去の卒業制作をムービーで見ましたが、あんなに凄いものを見たら本校なんて足元にも及びません。
本格的な作品・・・というよりは「飾りつけ」の範疇ですね。
まずは美術室からモップやほうきを持ってきて、ステージ上を掃除するところから始めます。皆さんからは装飾を誉めてもらうことはありますが、こういう所からやっていることはあまり知られていません。
それだけに、学校に貢献する縁の下の力持ちとして、美術とは言い難い掃除の段階からやってくれることを(私だけは)大いに称賛しています。
やはり普段の恩を貢献で返さなきゃね。
「祝卒業」の文字も(なぜか美術準備室にあるので)体育館に運んで組み立てて、釣り上げるのも美術部員の仕事です。
担当が当たっていない生徒は午後から下校できるのに、
「あー私たちは早く帰れないのか〜」
みたいなことを言っていたので
「テキパキやって、普段の部活動よりは早く帰ろうな」
なんて言って取り繕っていたのですが、
イザ作業が始まると、こだわるこだわる(笑)
ハトが羽ばたいて見えるような絶妙な間隔や角度・・・
紙テープの色の順番や角度、「たるみ」や「ねじり」の調整に時間をかけまくり!
さすがは美術部員。
早く帰りたいのに〜と言ってたくせに、やりだしたらトコトンやってしまうんですね(笑)