2016年07月07日

授業を見る 授業を作る(4)

やりかたを思い出しながら、アクセスカウンタを上につけてみました。
昔のアクセスはもう分からなくなってしまったので
7月2日に久々の再開をしてからのアクセスを表示するようにしました。
1日平均300弱ぐらいですか・・・
皆様ありがとうございまする。

さて。担当していると書いております初任者研修ですが
幼稚園実習というものが義務付けられています。
学校から歩いて行けるところに幼稚園がありますから、そこの園長さんに「3人お世話になります」と4月のうちに申し込んであったのです。
初任者3人はその日一日は園児たちと幼稚園で過ごすことになるのです。
IMG_0153.jpg
事前に打ち合わせにも連れていき、幼稚園の様子を見学させてもらい、そこでお題をもらって帰ってきました。
自分の得意分野で30分ほどの園児向けの授業をやってください

さあ、ここで問われるのは相手理解です。
園児たちは何ができるのか、できないのか。こう言えばどう思うのか。園児のこういう行動にはどういう意味があるのか。しかもそれをリアルタイムで掌握して、咄嗟に次の手を打たなくてはいけません。

けど、これまでも書いてきた通り、これは中学生相手の授業も同じなのです。
予定調和で計画通りの、塾のように上手な授業ではなく、その場その瞬間に生徒と生み出す「生きた授業」を目指すべきこれからの若い人にはピッタリの企画ですね、幼稚園実習は!

でも・・・中学校での授業の様子を知っている私としては、きっと初任者3人には実りの多い悪戦苦闘の一日になるだろうな・・・と予想しながら内心ニヤニヤしていたのでした。(悪人!!)


posted by kazyhazy at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月06日

授業を見る 授業を作る(3)

この頃、初任者Yさんの美術の授業は当然何度も見ました。
教科指導員を兼ねているので、鑑賞だけでなく表現の授業でも何度となく見ました。
どうしても説明しすぎる傾向があって
説明が多いってことは教師の思惑どおりに進めたいってことで
どうしてもそういう授業になりますよね。

生徒の反応を見て、場の呼吸に合わせて臨機応変に!というのはなかなか勇気のいる授業スタイルです。○○式みたいに法則化運動してたら楽ですもんね
進行が予定調和で見えてるし。

同じく講師経験のある理科の初任Mくんの授業を見てアドバイス(良くなってきたよ)
講師経験のない技術のHくんは授業の基本からアドバイス。(雰囲気作りは天性にうまい)

職員室でもそれぞれの先生と授業の計画の相談を受けます。
初任者の美術、技術、理科に加えて、
採用6年目の美術のKくんも、相談にきます。この頃はちょっと迷走してしまった教材をどう立て直すかを話し合っていた時期でした。(5月頃)

そして新登場、数学のTくん
校内研の研究主任を兼務しているので、次の校内研で授業公開を頼んでいるのがこのT君です。数学の中でも、もっとも味気ない「平方根の計算方法」という時期に、どうやって主体的な学びを生み出す授業に生まれ変わらせられるか何度も相談に来ました。(美術教師に相談に来るというのも変に見えたかもしれませんね。)
IMG_0178.jpg
実は、この校内研の研究授業は今日の時点では終わっており、授業は好評だったのですが、詳しく書くと長くなるのでまた別にまとめて書きますね。

それより今日は、国語のAさんの授業を見に行きました。校内研のTくんの数学に私がアドバイスした「実物投影機を使った生徒の発表」にインスパイアされた国語のAさんは「自分もやってみたい」と相談に来たのです。
それでAさんが授業をする教室に機械を設置しに行って、授業を見せてもらったという訳です。

う〜ん 良い連鎖が広がってますねえ。
それにしても、どんだけ授業を見に行っているのでしょうか?
posted by kazyhazy at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月05日

授業を見る 授業を作る(2)

初任研につきものなのは、教委訪問であります。
ちょっと解説しておくと
初任者研修というのは私のような担当者を余分に配置したり
センターに講師を呼んでレクチャしてもらったり
初任者がセンターで研修を受けている間の授業をする臨時講師をやとったりと
莫大な(予想)お金がかかってるのです。
だから
定期的に「ちゃんとやってるか?」という感じで、教委訪問が設定されているのです。

当日の初任者は3人とも参観授業ということになるので、指導案を書けるように指導しなければいけません。何週間か前に提出させて指導案を見ました。ええ見ましたとも。
美術はもちろん、理科だろうと技術だろうと直しまくりです(笑)
教委訪問というのは大変ですが、まあひとつの鍛えるチャンスですからね。有効に利用させていただきます。

美術の初任のYさんには強制的に「そろそろ鑑賞せなあかんしなあ」と言って、作品も指定して、研究授業はロックウェルの「家出少年」の鑑賞をしてもらうことにしました。
rockwell_runaway.jpg
1年生向けで、初めての鑑賞に向いていて、生徒たちが登場人物に共感できる作品として私がやろうと思って準備していた作品です。
本校の1年生は10クラスもあるので(生徒には悪いですが)練習には事欠きません(笑)
トホホだった指導案がまあまあになったところで、進度が早いクラスから実践です。

当然、私もその授業を参観し、やるたびに反省会です。こんな贅沢もなかなかできません。
でも、まだまだ教師主導の頭が抜けきれません。生徒からのナイスパスに気づかずに受け取り損ねたり、その場の空気がある方向に動いているのに、関係ない次の発問を指導案通りに発してしまったり・・・・
そこで、ティームティーチングのように一緒に発問することもありました。基本は彼女が進めて、ここは咄嗟の機転が必要!というところだけ私が問い返したり、生徒と解釈のキャッチボールをしたり・・・

授業というのは生き物みたいなもので、規格通りというのは存在せず、その時その場に居た者だけが生み出せる奇跡のようなものだということを、何とかつかんでほしかったのです。

posted by kazyhazy at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月04日

授業を見る 授業を作る(1)

こうしてスタートした新学期ですが、
自分が授業のとき以外の多くは、初任者の授業を見ることになります。
これは、ご存知の方も多いと思いますが
理科の初任も、技術の初任も・・・です。

なんで美術教師が!と思われるかもしれませんが、初任研の担当ってそういうものです。私以外に教科指導員というのが理科と技術には居て、別の先生に担当してもらっています。

しかし、メインは私なので、初任者の朝の会に一緒に行ってクラスの様子を見て、その日の授業のいくつかを見て、必要に応じてコメントを書いて、次に生かしてもらっています。
やはり慣れていないと、塾のように「用語を教える授業」になってしまいがちで、「生徒の学び」に視点がいかないので、小姑のように口を酸っぱくして(笑)その辺をプッシュしている毎日です。
IMG_7841.JPG
理科の初任者の授業に行った時の事、理科の実験をするときに、全部説明しようとするので、授業の後でこんなアドバイスをしました。

実験をする前に生徒に「○○君、この実験はどんな結果になると思う?」と聞いてごらん。生徒が何か答えたら「どうしてそう思ったの?」と根拠をたずねてあげて。そこで生徒なりの考えが聞けたら他の生徒に「○○君はこう言ってるけど他の人はどう思う?」と全体に投げかけて!

わかる人にはバレバレだと思いますが、これは「対話による鑑賞」の理科バージョンです。(笑)
これ以降、理科の授業の初任者は「授業が楽しくなりました。生徒の表情も全然違います」とのこと。よかったよかった。

我々美術教師の中には、学生時代に塾や家庭教師のバイトをしていた経験のある人も多いと思います。つまり我々は5教科の授業なら(専門外なりに下手な授業なら)できるのです。
しかし逆はどうでしょうか?
5教科の先生が研修担当で、初任者が美術の場合、今回のように教えてくれるのでしょうか?

実際、県内の他の地域の美術科の初任者で、つらい思いをしている先生がいると聞いています。
なんともやりきれないです。

posted by kazyhazy at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月03日

私を初任者だと思って(3)

6年目の先生から
「僕のことも初任者だと思って、ゼロから教えてください」
・・・と言われて
どう答えたかというと

梶岡「美術教育に関しては、僕も自分のことを初任者みたいなもんだと思っているので、こちらこそよろしく」

・・・という言葉が思わず出ました。

5教科の先生だったら年数を重ねるごとに授業に慣れたり、洗練されたりして、ベテランの先生なんかきっと我々みたいに授業準備で四苦八苦したりしないで、教科書とチョークだけ持って教室に向かっているに違いない!(妄想)

しかし、美術に関して思うのは、勉強すればするほど遠のくような気がしませんか?

実際に毎年4月になると「いったいどんな授業をすれば自分は納得できるのか」真剣に悩みます。
いろいろ経験がある分、全国を回って色々な実践を知ってる分、去年やった授業なんかもう「ぜんぜんダメやん」みたいになるのです。

だから「美術教育に関しては、僕も自分のことを初任者みたいなもんだと思っているので」という本音がでてしまったんでしょうねえ。

これで初任者のYさんだけでなく、
K君も私も、3人とも初任者になってしまいましたとさ(笑)


北海道の山崎先生(北翔大学)に先日会った時に、この一連の話をしたら興味を持ってくださって、「ぜひ公開してほしい話やなあ」と言われました。

これが、思うところがあってブログを再開したきっかけだったのですよ鈴野さん(突然登場!?)
posted by kazyhazy at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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