2016年11月27日

カテゴライズの問題(3)

(1)とか(2)とかのナンバリングではなく
「主題生成の項」とか「技能面での指導内容」とかのネーミングなら良かったのに
・・・なんて思ったりするわけですが・・・

「名付ける」というのも記号論的には概念を整理することになります。
親が同じで血がつながった二人の男の関係に「兄弟」という名前を付けた瞬間に
はじめて「兄弟という概念」が生まれます。
名前がつくまではそういう概念は無かったと言えます。

そして、兄弟のうちの年長の方には「兄」という名前が付いたものだから日本では「兄という概念」がありますが、英語圏ではブラザーという兄弟関係を表す単語しかないので兄、弟、姉、妹という概念はありません(たぶん)
elderとかyoungerとかを使った「相対的な判断」はあると思うのですが「絶対評価的に兄」という日本の言葉とは捉え方が違ってくると思います。

すでにそういう言葉があり、そういう概念がある日本に居ると
「そうかなあ」「そんなことはないだろう」
と思う人もいると思います。

そういう人向けに逆の話をしましょう
電磁波の中で周波数の低いものに「電波」という名前が付き、高いものに「光」と名が付きました。
光よりもっと周波数の高いものには「放射線」というような名前もあります。
Categorize05.JPG
本当はどちらも同じものなのですが違う名が付くことで、違う捉え方をされたり、別物のイメージをもたれるようになりました。
英語圏のelderとかyoungerが相対的に兄や弟を表すみたいに、
光も電波も「周波数の高い目のやつ」とか「低い目のやつ」という風に
「相対的な判断」をするほうが科学的には正確なのかもしれません。
しかし、光や電波という名前が付いたために、もう同じようには見れなくなってしまいました。

英語圏の人から見れば「日本語の兄も弟もブラザーなのに、なぜ別の名前がついているのだ?」と思えるのかもしれないその気持ちが、電磁波の話で少しはわかるのではないでしょうか。

上の図の中央部の可視光線の部分・・・。
これが唯一我々美術教師の職場であります。

電子レンジレントゲンの間と言いますか・・・(笑)
昆虫の間と言いますか・・・(笑)
なかなか狭くて小さな職場じゃないですか。





posted by kazyhazy at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月26日

カテゴライズの問題(2)

「構造化」という言葉があるのをご存知でしょうか。
この言葉を知らなくても、学校現場に居れば何度も嫌でも目にしていると思います。
よく研究発表大会の冊子などを見ると
基調提案的な文章の後に必ずと言っていいほど図があります

あれです。

例えば・・・ということで滋賀県のHPから勝手に例を出すと
Categorize04.JPG
こんな感じのヤツです。

これは、文字でツラツラと書いていくのはどうしても一次元の説明になってしまって、それぞれの関連や構造を二次元的にわかりやすく表したいとき(この例なら3次元的に表したいとき)に使われます。

当然、作った人間が「構造的に理解」していないとできません。
・・・というか、こういう構造が先に頭の中にあって、それをあとから文章化するのが基調提案文という方が順番としては正しいのではないでしょうか。
多くの研究冊子を見てきましたが、文章に書いてあることを四角い枠に入れたり、矢印を付けて繋いだだけでロクに構造化できていないものも正直多いです。
構造図、概念図を見ても字が多くて
「さっぱり判らない」
というのでは何のための構造図なんでしょ?
その点(擁護する訳ではないですが)例に使った滋賀県のやつは、まだ構造化できている方だと思います。

そこで、美術の指導要領のA表現(1)・(2)・(3)を構造化して考えてみましょう
普通に考えると(1)・(2)・(3)なんだから「そのまま3つ並べるだけだろう」というのが正しいはずです。
Categorize01.JPG
しかし内容を読むと、(1)・(2)は発想構想エリアの2種類のアプローチについて言及していて、
(3)はその後の技能エリアへのアプローチについて言及しています。(時間軸が別物です)
(1)か(2)か、については二者択一ですが、どちらを通っても(3)に来ます。

だから、構造化するとこういうことになりますよね。
Categorize02.JPG

・・・となると、何がオカシイのかというと
文章化するときに(1)・(2)・(3)にしたのがオカシイ
ということになります。
構造と文章が一致していないからです。

先日のアニューの「CONCENT Cafe」で説明する時にこの辺りを整理して説明すると
これまで「よくわからなかった」と言っていた若手中堅のみなさんが
「すっきりした」ということになった訳です。

もう少し丁寧に階層構造化をしてみると
Categorize03.JPG
こういう感じになるのではないでしょうか?
これは、
「私の頭の中では、このような構造で理解されている」
ということを表現している図なのであって
これが絶対正しいのかどうか確証はありませんので、ぜひ御教授頂きたいです。


posted by kazyhazy at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月25日

カテゴライズの問題(1)

しかし、アニューに行ってからのアクセス数はすごいなあ。
以前ならFacebookで「いいね」を10個ぐらい頂くのがせいぜいで
「そんなもんかな」
と思いながらアクセスカウンタを見ると100人ぐらい訪問者があって
2,3の記事を見てくださるせいか
アクセス数では200〜300という感じででした。
それでもFacebookの「いいね」とのギャップが驚きだったのですが、
アニューに行ってからは300〜600という数字が出ています。

人数を見て、なんか緊張してきました(嘘)
けど「いいね」の数は相変わらずなんですけどね。(笑)

アクセス解析をしてみると、どうやらFacebookを経由せずに、直接ブックマークから飛んできている人が多い様なんですね。
ある人に言わせると「それは、ほとんど毎日更新しているから」なんだそうです。
Facebookを見て初めて「あっ今日は更新してる」って知るんじゃなくて
Facebookを見なくても「どうせ今日も更新しているだろう」という感じになるんだそうだ。
直接訪問が多いのはそういうことだったんですね。

モノゴトっていうのは、
「わかりにくいなあ」と思われるようなことでも、ちょっと分析したり整理すれば案外とわかるもんですね。
・・・・という訳で前出のアニューで話した時に話題になった「現行学習指導要領のA表現」について、整理の方法を考えてみたくなりました。
Categorize01.JPG

昨日まで書いていた
「自分の授業が・・・」はもちろん続きます。書いてたのは6月のころの話なので道のりは長いです。
アクセスの多い「授業を見る 授業を作る」 「校内研日和」 「美術部の顧問」も、最近書いてないだけで現在進行形で仕事は続いていますから、その内何とかしたいと思っています。

本論に入る前ですが、今日は長くなったのでここまで。



posted by kazyhazy at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月23日

多摩美大だったのね

先日のワイドナショーに片桐仁氏が出演してました。
「おお、久しぶりにテレビでラーメンズを見た!」なんて思ったけど
よく考えたらこの人、お笑いコンビとしてテレビに出なくなっただけで俳優としてならチョクチョク出てますね。
katagiri.JPG

本職はコメディアンであっても多摩美大卒らしく造形作家でもあります。
テレビに出ていないだけで舞台の方ではラーメンズとしてコントの単独ライブをやっていて
チケットなんかは即完売でとれません。
公演のDVDは同ジャンルですぐ1位になる程です。
隣に座っている松本人志氏はテレビに出ている芸人の中では大物ですが、「ほとんど同格かそれ以上の立場じゃん」なんて思いながら見ていました。

美大出身らしくコントに芸術性があったり、画家が主人公だったりします。
ずーっと前にこのブログでも紹介しましたが、有名なヤツと言えばこれです。

画家志望の男が挫折する話ですね。

2,3日前のアニューの記事にも登場したK崎さんもラーメンズが好きだということが判明しています(笑)

動画に登場している相方の小林賢太郎氏はNHKの「小林賢太郎テレビ」でご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。凝りに凝った映像でさすがは美術系という感じです。
センスが刺激されること請け合いなので、よろしければぜひ!
posted by kazyhazy at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月18日

美術教師も3人寄れば・・・

kitazaki03.jpg
先日、6年目のK先生が鑑賞の授業をするというので
公開授業でもなんでもない日でしたが初任者Yさんを誘って見学に行きました。
ひとつの美術室に3人というのは美術教師の人口密度としてはナカナカ高いんじゃないかな?

画像を見ればわかる通り、「東京オリンピック1964」のポスターです。
このブログを読んでくださっている方々ならお分かりのとおり
以前に私自身がやった授業を紹介していた記事のアレです。
今年は二人で3年生を担当しており、私が実践している授業をベースにしてやってもらっています。
K先生は、過去には私が授業をしているのを見に来たりして吸収力がハンパないです。
本校に転勤してきた頃とは見違えるような成長ぶり
もう吸い取られすぎてこっちは枯れてしまいそうです(笑)

kitazaki02.jpg
赤のマグネットを細く切って貼り付けるK先生の得意技です。
私が作った授業を単にコピーするだけでなく、必ず自分で資料を増やしたり工夫を加えたりするところが素晴らしいし、ちょっと悔しいところ(笑)

授業後に初任者Yさんに「どうだった」・・・?
返ってきた応答に「なるほど、よく見ている」
授業者K先生にも「どうだった」・・・?
返ってきた応答に「なるほど、ちゃんと気づいてる」

たとえ授業に不十分な点があったとしても、もうこれでオッケーです。
私からの変な説教をしなくても良いぐらい二人とも柔軟なので助かります。
posted by kazyhazy at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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