校内研も今年度の成果と課題を整理しなくてはいけません。
この連載の冒頭でも述べました通り、よくある校内研のような「結論ありき」ではやらないことに決めて1年間やってきましたので毎回が冒険のようで、私も随分と勉強させていただきました。
今から思えば初期のころの研究方針に反省点も見つかりました。
それを言えるのも「結論ありき」でやってないからであり、
「こんな事やったら思った通りウマくいきました。めでたしめでたし」
という風には終わらないつもりです。

これは研究紀要の原稿です。
これまでやって事や作ったものをズラッと集めただけですが、ここに成果と課題を書き加えて仕上げようとしているところです。
最後の研究会の外部講師さんの講話はこんな言葉でまとめられました。
「わからなかった時に『わからない』と生徒が教室ではっきりと言えるのならそれは素晴らしいこと。それは学校が変わり、授業が楽しくなる兆しである。」と。
この言葉は実は他でも聞いたことがあります。
他校の校内研に見学に行ったとき、別の外部講師さんの講話の中でも聞いたようで、自分のメモが残っていたりします。
確かに生徒が素直に「わからない」と言えるのは良いことだと思いますが、「学校が変わる」ほど大げさな事ではないだろう・・・と思いながら、
講師さんが最後に言われたのだから「大事な事なんだろう」と心に留めて、まとめ作業の方へ思考を進めていったのですが、しばらく考えた後に私が思ったのは
「なるほど、確かに学校が変わるし、授業観もひっくりかえるじゃないか」
でした。
今日からしばらくは、私の頭に付き合ってください。
どう考えたからソコに行きついたのか、書いていこうと思います。