事業や予算の承認を得る総会を除けば、今から紹介するギャラリートークがラストになります。
大会の前日まで当ブログでは
「展覧会をどうするのか」
というシリーズで書いていて(これはまだ終わっていないのですが)多くの反響をいただいていたせいか、大会当日にも色々な機会に何人かの先生方から話題に挙げていただいていました。
講師の田中真二朗先生もその一人で、前日の懇親会でも大いに話をしましたが、それだけではなく当ブログ記事を地元秋田の展覧会を考え直す材料にもしていただけると聞いています。
その記事「展覧会をどうするのか」の冒頭に出てくるシーンは、この作品展のための作品審査です。あのときの審査で選出された作品をこれから皆でギャラリートークしようとしている訳です。
ギャラリートークは5〜6人のグループで、1年生の平面⇒2年生の平面⇒3年生の平面⇒1年生の立体・・・というように周りながら10分程度作品について語り合います。
この作品たちは、一部が近畿中美連の作品展で紹介されたり資料集に掲載されたりはしますが、すべての作品が一堂に会するのはこの時だけということになります。
だから「このギャラリートークで教員が研修するという目的がメインの展覧会なのだ」と言っても過言ではない訳です。
「展覧会をどうするのか」を連載中だったせいで頭がそっち方面に行っていた私は、大会終了後の役員会(反省会)で「例年通りというようなやりかたで実施し続けるのではなく、展覧会のあり方を皆で考える時期に来ているのではないか」と提案させてもらいました。
ブログ記事をきっかけにフェイスブックで他府県の先生方も色々な意見を寄せてくれていることを読んで知っている先生も居たり、読んでいないけれど常々展覧会の在り方に疑問を持っていた先生も居たりで、意見交換をすることができました。
新たな作品選出方法のアイデアを披露してくれる先生も居て、心強く思いました。
もちろん急にその場で新機軸を即決することはできませんが、「何を目的にやるのか」「そのためにどういう展覧会を目指すのか」についての模索(協議)をスタートさせることだけは決まりました。
展覧会をどうするのか・・・
滋賀はもう動き始めたということをご報告申し上げます。