生徒がどういう反応をして、どういう活動をして、何をつぶやいたかを観察するのが公開授業であるというスタンスです。
これは何年も前からこのスタイルで、ウチの校内研もこれを踏襲させてもらっています。
どんな素材で何を作っていて教師がどう進めるのか・・・という授業ネタをコピーしに来たわけじゃないぞというわけですね。
(まあ、その辺はほっといても耳に入ってきますから)
授業後の、研究方針の説明の後に授業研究会が始まりました。
A班の生徒を観察した4〜5人の教師は、Aグループの席に固まって着席します。
自分たちが観察した生徒の様子を話し合ったり、発表したりというスタイルで研究会は進みます。
テーブルの上をよーく見てください。赤や青の紙が置いてありますよね。
例のアレです。
中美連の授業研のスタイルを本校の校内研は踏襲していますが、これに関しては逆で、本校でのアイデアが中美連の方に採用されました。
(私がこの紙を用意したのではないのです)
授業の中のいくつかのポイントごとに堤先生の方からグループに質問が投げかけられます。
それに対して色で意思表示を返すという訳です。
色の数で全体的な傾向も見えるし、疑問点や反論を聞きたいときには「赤い紙」を挙げた先生に指名して意見を聞けばよいというやりかたです。
みんなが一斉に色の紙を挙げているところの画像があればよかったのですが、自分も参加者として「どの色にしようかなあ」なんて考えて、選んだ色を挙げているもんだから、その瞬間の写真を撮るチャンスを逃してしまいました(笑)
こうやってブログに書こうとして、そのことに気づいたというマヌケた話です。
なんとなく授業の印象や感想を聞く会ではなく、生徒の反応を軸にしながら、授業の骨格についてどうあるべきだったかを協議しあう会になりました。
授業直後に(研究会の冒頭に)「授業者から今日の内容について一言お願いします」
というスタイルの授業研も多いと思います。
本県はそうではなく、研究会をガッツリやった後に(最後に)授業者から感想を言ってもらいます。
これも堤先生スタイルですね。
これがまた良いんです。先に授業者に何か言われると協議にバイアスがかかります。授業者にとっても協議を聞いた後の方が今後の展望が語れるというものです。
この「授業者の感想は最後」というやり方ですが、良い方法なので今度はこっちが校内研に真似をさせてもらっています(笑)
お互いに真似の応酬をしあっていますね。
これをお読みの先生方も、ご自分の県の研究会に取り入れたいと思われる点がひとつでもあれば良いのですが。