
堤先生が「妖怪の特徴」をプレゼンしています。
みんな「この妖怪にはどんな特徴があるのか」を聞き入っています(笑)
ここが、妖怪の研究大会だったらわかるのですが、いえいえ中美連冬の大会です。
公開授業が終わったら次にあるのは開会行事的な挨拶と研究部長による研究方針の説明です。
「私たち美術教師は<見バエ>という名の妖怪に取り憑かれると、正気を失って見栄えのする作品制作を重視するようになってしまうのです。私もかつてはこれに取り憑かれていた時期がありました。」
という感じで始まった方針説明の画像だったんですね。
授業の主役が教師ではなく生徒になっているかどうかを考えるのが、ここ数年の滋賀の研究方針です。
だからこういう入り方をしてくれました。
・・・という訳で今日は中美連滋賀の研究方針の在り方について書きます。
過去記事でも紹介していますが中美連滋賀では・・・
◆研究方針に凝ります(笑)
「生き生きと主体的に制作に取り組む生徒の育成」というような寄せ集めたような文言で研究テーマを作らないし、「何を研究するのか」、「どう検証するのか」がわからないような研究方針にもしません。
これまで
<何を削って 何を残すか>
<美術の授業 組み立ての条件>
<生徒の学びを通して見る その授業の意味>
などがありました。
◆5年ぐらい続けます。
年に4回、春夏秋冬に研究の機会があり、「4回もやるなんて素晴らしい」という風にもとれますが、「たった4回で何の研究が成就するんだ?」とも言えます。毎年変えていては県内津々浦々に浸透しないというのもありますし、そもそも凝った研究方針を「毎年変えるなんて大変だ!」(笑)というのも正直あったりするかもしれません。
かれこれ20年以上前にこのスタイルを作りました。
「作ったのは私だ」と鼻高々で言いたいところではありますが
当時はやはり手探りで模索していた部分もあり
不十分だったところを堤先生がより良いものにしてくれました。
今の方が断然!洗練されていて、聞く側にとっても親しみやすいものになっている点なんかはチョット悔しいトコロですね(笑)