講師のF先生を駅まで送る車中で
「先生の今日のご講話の中でセリグマンの犬の話は、みんな衝撃だったみたいですよ」
・・・というような感じで、その日の研究会の話をしながら、ちょっと思いついたので
「あれはもしかしてヒドゥンカリキュラムではないですか?」
と尋ねると
「そうです。色々と勉強しなきゃいけない教育用語が多いね」
と返答していただきました。
ヒドゥンカリキュラムについてはこのブログでも過去に触れています。
この記事 (link) です。
記事のどの辺かというと、ここです↓
教師が意図する・しないに関わらず及ぼされる生徒への影響(Philip W. Jackson、"Life In Classrooms", 1968年)という風に説明しています。
非常に話術が巧みで、話題も豊富な教師がいたとします。
授業も楽しく人気が高いです。しかしそのクラスの生徒はどんどんルーズに、だらしなくなってきました。
どうしてかというと、その先生は話題が豊富なため、しばしば授業時間をオーバーするし予定の授業内容に到達できないことがある訳です。
なので、「楽しければ時間にルーズでも良い」というヒドゥンカリキュラムが発動して生徒たちは無意識下にそれを学習してしまったという訳です。(実話ではありません)
なんかマイナス効果の話ばかりが続いたので
次回はヒドゥンカリキュラムのプラス効果について紹介しますね。