2016年12月10日

校内研日和(18) セリグマンの犬 1

毎日いろいろなことを書いていますが、
ふと気が付くと書き洩らしていることに気づいたりなんかします。
一時は校内研のことも丁寧めに連載していたのですが
他の記事を書いているとついついタイミングを逃してしまいます。

本校では11月の初旬校内研全体会を開き、全クラスで公開授業をしてもらい、ひとクラスで研究授業をして、授業研究会や外部講師の講話などのプログラムをこなしたのですが、内容を紹介しないままもう一か月も過ぎてしまったのですね。

外部講師の先生による講話の中で話題になったのがセリグマンの犬の話です。
後で回収したアンケートでも、この話に衝撃を受けた人は多いようです
ご存じない方のために紹介しますね。

3体の犬が(かわいそうですが)実験に使われます。
seriguman.JPG
Aの犬に電気が流れるのですが、ボタンを踏めばその不快感が消える仕掛けになっています。Aの犬は何度か試すうちに、電気が流れればボタンを踏めばいいと気づきます。

Bの犬に電気が流れた時はボタンを踏んでもなにも変化が無いようにしておきます。ボタンはあるけれど踏んでも踏まなくても不快感は消えません

Cの犬には何もしません。つまり何の学習もしていないまま放置です。

しばらく後に3匹ともがAと同じ小屋に入れられます。つまりスイッチを踏めば不快感から解放される小屋です。そこで電気を流せばどうなるかというと・・・・

Aの犬は学習していますからすかさずスイッチを踏んで解放されます。
Cの犬は、自分で何度か試した結果なのかAの犬の真似をしたせいなのか、しばらくするとスイッチを踏むようになります
Bの犬はどうなのかというと、何もせずに電気の不快感を我慢していたそうです。
すぐ横でAやCの犬がスイッチを踏んで解放されているというのにです。

これを学習性無力感と言います。
つまり「何をしても無駄だ」ということを学習してしまったのです。
Aの犬はもちろん、何の経験もないCの犬にすらできることができなくなってしまうのです。

これは、言い換えれば
悪い授業を受けることは、全く授業を受けないよりも悪い状況に陥るということでもあります。

ここで思い出してゾッとしたのは
全国に蔓延するヤラセのような上手に描かせる美術の授業であり
若いころの自分のロクでもない授業の事だったわけです。

どうせ美術の時間って美術教師がやりたいことを俺たちにやらせる時間だろ?
・・・ということを学習させていないかどうか
いつでも、何度でも振り返る必要があるのかもしれません。


posted by kazyhazy at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 校内研 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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