2016年11月26日

カテゴライズの問題(2)

「構造化」という言葉があるのをご存知でしょうか。
この言葉を知らなくても、学校現場に居れば何度も嫌でも目にしていると思います。
よく研究発表大会の冊子などを見ると
基調提案的な文章の後に必ずと言っていいほど図があります

あれです。

例えば・・・ということで滋賀県のHPから勝手に例を出すと
Categorize04.JPG
こんな感じのヤツです。

これは、文字でツラツラと書いていくのはどうしても一次元の説明になってしまって、それぞれの関連や構造を二次元的にわかりやすく表したいとき(この例なら3次元的に表したいとき)に使われます。

当然、作った人間が「構造的に理解」していないとできません。
・・・というか、こういう構造が先に頭の中にあって、それをあとから文章化するのが基調提案文という方が順番としては正しいのではないでしょうか。
多くの研究冊子を見てきましたが、文章に書いてあることを四角い枠に入れたり、矢印を付けて繋いだだけでロクに構造化できていないものも正直多いです。
構造図、概念図を見ても字が多くて
「さっぱり判らない」
というのでは何のための構造図なんでしょ?
その点(擁護する訳ではないですが)例に使った滋賀県のやつは、まだ構造化できている方だと思います。

そこで、美術の指導要領のA表現(1)・(2)・(3)を構造化して考えてみましょう
普通に考えると(1)・(2)・(3)なんだから「そのまま3つ並べるだけだろう」というのが正しいはずです。
Categorize01.JPG
しかし内容を読むと、(1)・(2)は発想構想エリアの2種類のアプローチについて言及していて、
(3)はその後の技能エリアへのアプローチについて言及しています。(時間軸が別物です)
(1)か(2)か、については二者択一ですが、どちらを通っても(3)に来ます。

だから、構造化するとこういうことになりますよね。
Categorize02.JPG

・・・となると、何がオカシイのかというと
文章化するときに(1)・(2)・(3)にしたのがオカシイ
ということになります。
構造と文章が一致していないからです。

先日のアニューの「CONCENT Cafe」で説明する時にこの辺りを整理して説明すると
これまで「よくわからなかった」と言っていた若手中堅のみなさんが
「すっきりした」ということになった訳です。

もう少し丁寧に階層構造化をしてみると
Categorize03.JPG
こういう感じになるのではないでしょうか?
これは、
「私の頭の中では、このような構造で理解されている」
ということを表現している図なのであって
これが絶対正しいのかどうか確証はありませんので、ぜひ御教授頂きたいです。




posted by kazyhazy at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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