肉付けの部分は生徒の考えが広がるように促さなければいけません。
なんてことを言ってたら翌日・・・
職員室に居てる時に、1年のある先生がやってきた。
初任者Y先生のクラスでなんか、話し合いがまとまらないようで
すでに休み時間にまでオーバーしているので
次の授業のクラスのために美術室のカギを開けておいてほしい・・・のだそうだ。
よしきた! とばかりにカギを持って美術室に行くと
すでに廊下は混雑状態。
教室が空いていないので次のクラスがドアの前で待っています。
ドアを開けて生徒を入れたとたんにチャイムが鳴りました。
「あらら、時間が来ちゃったよ」
と思ったけど、緊急事態なので仕方がないっす。
初任者Y先生の授業の時に、後ろで授業を見ているオッサンという認識で、一応生徒たちも知っていると思うので
授業を始めることにしました。
チャイムが鳴っているのに放っておくわけにもいきませんから。

修学旅行5割バッターの私。
ずっと3年生所属だったので超〜久しぶりの1年生の授業です。
なんかもうワクワクでした(笑)
進度を確認して
「家で書いてきた課題を班の中で時計回りに隣の人へまわしてください」と指示。
まずは情報共有しなきゃ何の話し合いもできませんから。
かといって「情報共有しなさい」と言っても意味不明ですから具体的な指示へ変換しました。
すかさず「めあて」を言います。
「班の中で、この案がユニークだ・視点が面白い、というものを後で発表してもらいますから、発表できるように意見を出し合って相談しておくこと」
・・・と教師が言うのはここまで。
ここで、どんな作品がユニークなのかを誘導するような説明は不要でしょう。
それは班の4人が知恵を出し合って学ぶところだからです。
ピクトグラムを作るという課題の難しいところは
放任で授業を進めれば大半の生徒が「廊下を走るな」「授業中は静かに」的な「作りやすい標識」に流れてしまいそうなところです。
「廊下を走るな」のマークを作っていいのは先着3名まで!
・・・な〜んて授業はできませんから
生徒自身が、安易なところで立ち止まらないで、もう一歩前へ追及しようとするような場を設定してやる必要があるのではないでしょうか?