運動部なんかでもよく中学生が高校へ行って、高校の顧問に一緒に鍛えられるなんてことをよくやっています。
それにヒントを得て昨年からお邪魔させてもらうようになりました。
行かせてもらう高校は、学校中に生徒の油絵が所狭しと飾られてあり「ホントに普通科の進学校か?」と思わせるような高校です。そんな高校が近所にあってラッキーです。
実は私も、新人Y先生もその高校の美術部出身だったりします。
昨年は高校の合評会に参加して勉強させてもらったのですが、
「高校生が描いているところを間近で見せたい!」
と高校側にお願いしまして、
明日は、高校生9人が普段通りにキャンバスに向かって描いているところへ
4人組×4チームの中学生が順に回って
取り組む姿勢を見学したり、ワザを参考にしたり、インタビューしたりする予定なのです。
高校生相手にそんなことをスラスラできる中学生はいません。
そこで事前に予行演習をしました。

千と千尋の仮面をつけて校内を徘徊していた我が美術部長が高校生の役です。
そこへ4人がやってきて
「失礼します。ちょっと見せてもらってもよろしいか」
と言いながら会話をつなぐ練習です。
4人の方はどう進めていいのか慣れない感じで緊張したりモジモジしたりしてるのに
部長の方は慣れた感じで次々と言葉が出てきます。

あまりに高校生になりきって
「きみらは何年生や?」
「そうか、がんばりたまえ」
という感じでエラソーに対応するので皆が爆笑しているところです。
さすがは部長。
明日もそれぐらい堂々と頼むよ。
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