2016年10月30日

番外編の美術(3)

しかしまあ学習指導要領も意地が悪い
目標・内容・共通事項と来て、基本的な授業の構造が示され、
「やれやれ、全部を理解して授業を構築するのは大変やなあ」
と、思っていたら
さらに、その外側に配慮事項として
「生徒が自分の表現意図に合う表現形式や技法,材料などを選択し創意工夫して表現できるよう」という大きな追加要求が来ます。これはでかい!!
これは本論に入れてもいいのでは?と思うほど大事なことではないか。
81F2Fh0whdL.jpg

まあ、ここまでは許せる。ただその後に
「スケッチの学習を効果的に取り入れるようにすること」
・・・というのがクセ者です。

ここは内容項目でもなく共通事項でもないその外側、配慮事項の欄です。
A表現(1)の自己表現や心情表現を主として主題を生み出すものや
A表現(2)の他者を想定した構想から生み出すもの

・・・という授業作りの約束事の外側で・・・
スケッチは許されてしまったのです。
免罪符をもらって大手を振って我が物顔で跋扈しているのです
・・・というのは言いすぎですが(笑)
見たままをスケッチするなら主題も構想もありませんから、この番外編はかなり悩ましいです

もし教室の真ん中に花を置いて
「全員これをスケッチしなさい!」的な授業をしている人が居たら「おいおい」と声をかけたくなると思います。研究会などでも「良くない授業の例え」としてよく使われるシーンだと思うのですが、「学習指導要領に従ってスケッチを取り入れました」って言われたらぐうの音も出ません(死語)

スケッチといえども生徒の気持ちを大切にした活動をしておられる先生も居るし、昨日までの紹介の授業のように「番外編であること」を自覚した仕組みをもった授業ならこんな心配はしなくても良いのですが・・・






posted by kazyhazy at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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