2016年09月16日

授業を見る 授業を作る(14)

理科の初任者であるK先生の授業を見に行きました。
K先生は生徒に問いかけます。
「生き物には肺呼吸とエラ呼吸と・・・あと何がある?」
・・・なんて発問をやっております。
これはもう答が「皮膚呼吸」であるというようなクローズドクエスチョンです。

あああ、クローズドクエスチョンばっかりで授業しちゃダメだってあれほど言ってたのに・・・

rika.jpg

発問には大きく二つあって、ひとつは今登場したクローズドクエスチョンです。
そしてもう一つはオープンクエスチョンになるわけですが、
理科なら「この実験の結果って、どうなると思う?」など、正解が限定されない発問のことを言います。
「どう思うか」と聞かれているのだから思った通り答えればいいわけで、答えた瞬間に「残念!はずれ」とか「おしい!もうちょっと」とか言われる筋合いはありません

生き物に肺呼吸とエラ呼吸と、あと何呼吸があるかを問う発問は、明らかにクローズドクエスチョンになってしまうのですが・・・
ナニ呼吸かと聞かれて生徒たちも考えました。
「あっわかった。深呼吸!」

これには先生も笑いながら困ってしまって、どうしようかと思っているところへ
「今度こそわかった。人工呼吸!」
という追撃を受けてしまいました。(笑)
だから穴埋め問題のような発問はダメなんですよ。

そうこうしているうちに授業も後半に入り
「生き物にとって、生きていく上で必要なものは何ですか?」
という発問が登場しました。
聞いていた私は、さっきの呼吸の話と結び付けて「酸素か?それとも酸素から得られるエネルギーか?」などと想像しておりました。

するとある生徒が手を挙げて
「生き物に必要なのは・・・思いやり!」
と答えました。(笑)

どうやらこのクラスは、クローズドクエスチョンをオープンクエスチョンに変えてしまう能力があったようです。


posted by kazyhazy at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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