2016年09月10日

校内研日和(16)

<学校における仮説検証の問題3>

私が勤務する市内の小中学校でも、遅ればせながら「学び合い」の研究が盛んになり、先進的な愛知や静岡の先生方を講師に来ていただいて研究会が開催されます。
勉強のために時々他校に顔を出して話を聞かせてもらうのですが、やはりそこでの講話の中で「仮説検証型の授業改善ではだめだ」みたいな話題がでます。

(私的には全否定ではなく、以前書きましたように絶妙な導入希望です)

CIMG7896.jpg

さて、「学び合い」の授業がうまくいっている場合生徒の側から授業がどのように見えるのか、考えてみましょう。
◆私が意見を言ったから、班の話し合いがこうなった。
◆私が分からなかったから彼が教え役になった。
◆私が居たからこの授業がこのように進行した。
◆私が気づいたことで、作品がこのように解釈されるようになった。

・・・と言う風に、録画の番組を見ているのではなく「生放送」に参加しているような感じで授業を受けることになります。当然、他のクラスには「私」は居ませんから、また違った展開になっているはずです。

仮説検証型の授業改善で、素晴らしい指導案ができたとします。教師がああ言えば予想される生徒の反応はこうで、試行錯誤の末に磨き上げられたこの授業なら多くの生徒の理解が格段に上がる・・・という授業も、生徒の側から観察してみましょう。
◆この先生は授業がうまくて、分かり易くて迷いがない。
◆私が何か言ったところで揺るがないだろう。
◆私が居なくても、よどみなく授業はこのように進行するだろう。
◆きっと他のクラスでも同じように進行し、時間通りに帰結するだろう。


・・・という風に、こちらは池上先生か林先生の番組を録画で見るように、内容は素晴らしいかもしれないがテレビの外側では授業に参加することはできません。

これで鑑賞をやったら
◆この先生は作品や作者のことをよく知っている
◆色々なことを教えてくれるので聞いていて面白い
◆最後に、この作品の素晴らしさや作者の凄さを教えてもらった

・・・という風になります。
「この授業のどこが悪いねん」と誤解を与えそうなギリギリの文章で書いてみました。(意地悪ですね)

できれば上の文章を読んで「こんなん全然あかんやん」「こりゃ最悪だな」みたいな感想をみなさんには持ってもらいたいです。


posted by kazyhazy at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 校内研 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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