2016年09月01日

校内研日和(12)

さて昨日紹介した
美術鑑賞の授業を全職員に披露した話ですが

このブログにたまに登場する6年目のK君にはアシスタントをしてもらいました。配付物を配ってもらったり板書を手伝ってくれたりです。
彼も近々この授業を生徒にすることになるので、これで予行はバッチリです。

このブログにしょっちゅう登場する初任者Yさんは生徒役でした。

授業の後は授業研です。
1学期の校内研でも使ったこれ↓
CIMG8005.jpg
・・・を再び使って話し合いです。今回の協議の柱は 
「参考になる課題提示があり、勉強になった点を発表したい班」
「改良点や疑問点について質問したい班」
のカードを出すようにお願いしました。

赤の班を指名して、班の中の誰か発表してくださいと頼むと
数学の先生が
「非常に興味深い授業だった。この授業の前後について生徒の学びの段階を教えてほしい」という質問をいただきました。
数学なら因数分解が終わっていないと二次方程式は解けませんから、順番は重要です。
そこで
「時数の少ない教科なので前後に鑑賞をいれて3時間も鑑賞に費やすことはできない。だから前の学期にどうだったか、前の学年でどこまで育ったかが重要になる」というような話をしました。

また別のチームを指名しました。
ランダムなメンバー構成なので色々な教科の先生が集まっているはずなのに、なぜかこの班も数学の先生が代表して質問されました。
「授業の最後にもっとこの作品の良さや作者の素晴らしさを押さえた方が良かったのではないか」という質問です。
本当に数学の先生か?と思うほど美術の研究会みたいになってきました(喜)
「教師が作品を素晴らしいと思っていても、それを結論として生徒に押し付けるわけにはいきません。作者の凄さも同様で、それは鑑賞者が判断することです」と返しました。
鋭い突っ込みに一瞬ドキッとしましたが何とか返事しています(汗)
IMG_1410.jpg

また別のチームを指名しました。
するとなぜかそのチームの中からまたまた数学の先生が立ち上がりました(笑)
数学の先生は熱心なのか・・・、数学の先生に恨まれているのか・・・
「私はテレビでピカソの特集を見て非常に感動して、もっと見たいと思った。その時の作品を深く味わう感覚までは今日は到達できなくて、少し分析的な鑑賞だなという印象を持った」
・・・とのこと。
本当に数学教師か?!(笑)

これに、どう答えたかと言うと
「生徒は初めて作品を見て、その授業の中でだんだんと見方を学んでいきます。”何が見えますか?”という初歩的な発問から入って、生徒の学ぶ様子を見ながら、生徒の呼吸に合わせて授業を少しずつ前に進めます。だから”この段階に到達できていない”と判断するより”やっとここまでは到達できるようになった”と育ちを見取ってやるのが良いでしょう。」と答えました。
この日は亀倉雄策の「東京オリンピック」の鑑賞だったので
このことも付け加えておきました。
「ピカソやルノアールなどは純粋芸術になります。授業では純粋芸術の鑑賞以外に、今日のようなデザインの鑑賞や仏像のように歴史的文化的な鑑賞もやります。当然、授業のやり方を少し変えますので、先生(質問した先生)の違和感の理由は、純粋芸術ではないデザインの鑑賞だったからということになります」

6年目美術教師のK君も「他教科の先生から意見をもらえて新鮮だった」と喜んでおります。


posted by kazyhazy at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 校内研 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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