2016年07月27日

授業を見る 授業を作る(11)

「ある朝、あなたが目覚めると頭から何かが出ています。驚いて鏡を見ると、それはあなたの心で思っていたことや願いが頭から出ていて、それを見たあなたがラッキー!と思えるようなものでした。」
・・・と、生徒に語りかける所から始める授業。
これをどう整理して、どう現実にしていくのかという相談になるのですが、ここから先はちょっと書くのがタメラワレマス。
というのも、自分なりには精一杯指導しているつもりでも、きっと抜けているところとかがあって
「なんちゅーヌルい指導をしとんのや、おまえは」とか
「その考え方、間違ってるのとちがうか?」とか
「もっと、こういう風に授業を作らなきゃ」という、お叱りの言葉をたくさんいただいて

炎上したらどうしよう(笑)

な〜んて心配するほどのアクセス数じゃないんですけど。
冗談は抜きにしても、やはりアドバイスはいただきたいです。
炎上なんてことをヌケヌケと書いておきながら、指導内容もヌケヌケですから
(うまい!)

DSCN0622.jpg

前回のツノのマイナスイメージの次に気になったのは「美術という教科としての学び」でした。
「朝起きたら頭の中で考えていたことがウッカリ漏れ出すのなら、なんか耳からゼリー状のものがダラッと出てくる方が、話としては自然になってしまうよ」
「確かにそうかもしれません。あんまりキレイな感じになりませんね」
「そうそう。そして、野球部の子なんかはそのゼリーの中にグローブやバットが入っているとか」
「この設定だったら、そうなってしまいそうです。」
「野球部の子は全員が同じような作品になりそう。それに全員がゼリー状なら、作るときに工夫の余地もあまりなさそうだし。テニス部の子らは頭からラケットが生える感じになっちゃっていいの?」
「私はもっと動物のツノのようなイメージだったんですけど、そこに生徒たちの好きなものがぶら下がっていたりして・・・」
と、生徒に見せるために集めた画像(鬼の面とか)を出すけれど、生徒の気持ちになってそれを見ても何をするのかイマイチわかりませんでした。
「仮面づくりをするんじゃないんだから、この画像では授業が迷走するよ。」
「何かが生えてきたって言うよりツノだってこと、ツノを作るんだってことを前面に出せば?」

「そうかもしれません」
「それに具象なのか抽象なのかの整理もできてないかも。」
「どういうことですか?」
「バットとかラケットとかをツノにつけるってことは、具体的なものを作るって所が制作の指針になってしまう。」
「そこまではわかります。」
「たとえば動物の角でも、なにもぶら下がっていなくても、その形状になんか威厳があるなあとか、なんか繊細な模様だなあとか、もののけ姫に出てくるアレなんか幻想的だったり不思議な力を感じるとか・・・あるでしょ? それが抽象・・・って、こんな説明でわかる?(笑)」

なんかこんな会話をしながら(記憶違いもあるかもしれませんが)授業を練っていったわけです。
結局、紆余曲折を経て、上の画像にある、授業者のYさんが作ったワークシートのように
「頭から私らしいツノが生えてきた?」
・・・・という題材名になりました。

◆「私らしい」を考えるところが主題生成(発想)
気が強いとか、おしゃれに興味があるとか・・・
「私らしい」ってどんなのかを考えるとそれが「強そうでいて少しおしゃれな感じのツノ」というような、作るツノのテーマになります。

◆どうすればそのテーマを表せるのか(構想)
具体的な物を使わずにツノの形状や色で「強くておしゃれ」な印象をどう生み出すのかを考えます。
ここは生徒にとって、なかなか手ごたえのある課題かもしれません。

◆頭部のどこに付けるべきか、材料をどう使うか(技能)
針金の芯材を頭に巻き付けて、どの位置にどういう角度なら崩壊しないで作れるか
粘土の特性を生かして、どのような表情を生み出せるか

日曜日の半日を使って話し合い、ここまで持ってくるのが私の限界でした。
進度の早いクラスがひとクラスだけあって、翌月曜日には発進(笑)しなければいけない授業だったのです。
時期は、以前の記事で言うと「教委訪問」と「幼稚園実習」があった頃です。
そういう忙しい時期ならではのドタバタでありました。


posted by kazyhazy at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
にほんブログ村 教育ブログ 図工・美術科教育へ
にほんブログ村
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。