2014年05月03日

美術部の顧問(7)如意の力3

本校の美術部の活動内容を情報共有しようかな? という思いつき第6弾です。
(決して「素晴らしい運営だから真似しなさい」っていうのではありませんよ)

「課題ファイル」という、まるでドリルか何かのようで誤解されそうなモノがある、という話のつづきです。なんかまるで「後ろめたいこと」をやっていて、その言い訳を綴っていたような気もしますが、別の観点で生徒の様子を紹介します。

過渡期の美術部ではよく見られる光景で、美術室のあちこちでかって勝手に好きなことをしているというのはありませんか?運動部のように元気が余っているわけでもなく決して社交的とは言えない生徒も多く、他の人が何をやっているのか知らなくても「私平気よ」みたいな雰囲気です。
授業.jpg

課題シートにどんな効能があるかというと、技法のことなんかどうでも良いぐらい部員達に共通の話題ができるというのがあります。同学年なら全員が同じ課題をするのですから当然かも知れません。そして与えられた壁であっても、どうすれば乗り越えられるかを互いに教え合って解決するという土壌ができます。
これは「美術は各自の個性の賜物で、独創的で孤高の存在だから・・・」という作家スタンスで運営していては生まれない雰囲気です。

さらに次の年に相乗効果が現れます。
新入部員が入ってきて同じ課題が与えられると、去年自分たちが苦労してクリアした課題なので「後輩にアドバイスしよう」「教えることができる」という気持ちになります。

今では1年生が帰った後に、2,3年生だけを残して「話し合ってごらん」と水を向けるだけで、1年生へのアドバイスに対して「こういう風に説明すべきだった」「時間のロスがあったのでアノ段階で準備を済ませておくべきだった」「この課題から先にやったらどうだっただろう」などと進行役も生徒がしながら(我々の)授業研究みたいなことをすることができるようになりました。

たぶんメインの制作(油彩などの大作)の場合なら「私は美術教師じゃないんだから、他の人の絵に指導なんてとてもとても・・・」となるんでしょうけど、目的がシンプルでゴールのわかりやすい課題だからこそ自分の経験を人に伝えたいと思うんじゃないでしょうか?

こういうこともあって「短絡的だ」と怒られそうな共通課題を今もやっているという訳です。

  


posted by kazyhazy at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 部活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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