2014年05月01日

美術部の顧問(6)如意の力2

本校の美術部の活動内容を情報共有しようかな? という思いつき第6弾です。
(決して「素晴らしい運営だから真似しなさい」っていうのではありませんよ)

「課題ファイル」という、まるでドリルか何かのようで誤解されそうなモノがある、という話でしたね。
実際、これみたいな授業をやったとしたら大顰蹙ですよね。
(こういう「描き方」「作り方」を教える授業をやっちゃってる人も多いかも知れないけど)
budou.JPG
まず、なぜこれを授業でやったら顰蹙なのかというと、完全なHowToだからですよね。
授業なら最初に「こんな風にやってみたい」「こういうことがやりたい!」という気持ちを育てる部分があります。そしてそれを主題へと昇華させるように進めます。(そうありたいです)
気持ちや主題をはぐくむパートが、授業にとって最重要のパートであり、その後で初めて「どうやって実現するか」というのが出てくるわけです。

ところが、美術部員の場合(曲がりなりにも)「絵が描きたい」「あんな風に描けるようになりたい」という気持ちの部分を持って入部してきます。そして主題の生成でも、「こんな絵を描いてみたい」「次はこんな作品を!」というイメージを持っている場合が多いです。
そこが不十分な場合でも、すでに紹介した「わざ・もの・こと」や、その合い言葉を使った月例鑑賞会で勉強します。

だから、いきなりHowToが登場しているようで、「実はそうではない」という感触を得ています。そして生徒達には「せっかく美術部に入ったんだから色々な技を知りたい」という欲求もあるし、「授業ではやらないようなことも教えてほしい」という気持ちがあります。それに応える課題でもあると言うことです。

後日紹介しようと思ったのですが、実は「美術部員だけに行う梶岡の授業」というのもあります。昔は授業でやっていて今はやらなくなった「三原色、明度、彩度」とか「一点透視、二点透視」とか「マチエール」などの講義を20分ぐらいでやるのですが、「そこが知りたかった」という話の時には貪るように聞いています。(人によって興味を持つ話は色々ですが)
美術部に入ろうかという子たちは、そういう欲求があるんですね。そして「そこまで思っていなかった」という生徒も、話を聞いて初めて知って目覚める場合もあります。

・・・・けど制作に入ったら「神様が降りてくるまで」やりなさい、と突き放すのですからコントラストが激しいですね。「基本は教えるけど自分たちで工夫したり発見したりすることを邪魔したりしないよ」という訳です。

授業での美術教育と、美術部の中での美術を混同せずに考えて実施してるつもりなんですが、どうでしょうか?色々なご意見をお待ちしております。

次回は「課題ファイル」をやることによる生徒間のコミュニケーションについて書きますね。
 


posted by kazyhazy at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 部活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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