2014年04月23日

美術部の顧問(3)わざ・もの・こと

本校の運営内容を情報共有しようかな? という思いつき第3弾です。
(決して「素晴らしい運営だから真似しなさい」っていうのではありませんよ)

さて、今日の合い言葉(?)は「わざ・もの・こと」です。
この言葉も、私が言えば部員達に通じる言葉です。
「わざ」はもちろん描く行為のことですが、「もの」は描く対象であるモチーフのことで、「こと」は主題になります。

綱引きの綱という「もの」を、強調するアングルで描いた(わざ)のは、運動会で負けて悔しかった「こと」を描きたかったから・・・みたいな例文でおわかりいただけるでしょうか。

前回の「神様が降りてくるまで」は、言わば「わざ」に関する意味合いが大きく、元々「技」や「描法」に対しては生徒の関心は高いのです。
kanagawa_11.jpg
以前から本校美術部では月例で相互鑑賞会をやっています。そのことはまた詳しく別の日に説明しますが、他者の作品を見て言うコメントは
「少しづつ色が変わっているグラデーションのところが綺麗だと思います。」
「影が描いてあるので、立体的に見えてうまいと思います。」
というようなモノばかりで、「わざ」の上手なところを褒めなきゃ!ということに終始していたようです。

そこで描くときも、見るときも「わざ・もの・こと」の三つを常に考えましょうと、これも常に提案してきました。

すると最近の鑑賞会では、作者に対して
「なぜそのモチーフを描こうと決めたのですか?(もの)」とか
「なぜその色を選んだのですか(わざ)」
「そういう塗り方をしてどんな感じにしようとしているのですか(こと)」

という応酬をするようになりました。

もちろん作者もそれに返答しなければいけないわけですから、
自分がなぜそれを選択したのか自問自答するし
理由が言えないときには一番得をします
つまり、ああ自分はここを考えてなかったのか、ここを考えるべきなのか、に気づかされます。

だから描いているときの指導でも、「わざ」に関しては「神様が降りてくるまで色々と実験すれば?」というだけですが、「もの」と「こと」に関しては「どうして?」「なぜ?」を連発しています。

絵画教室の先生のように「こう塗りましょう」と教えることはあんまり無いです。
そういうのは別の機会に別の方法で基礎演習タイムをやってるんですが、それについてはまた次回。

  


posted by kazyhazy at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 部活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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