私のこの日のメモの一行目には「なぜその色にしたのか?」と書いてあります。
何人かの先生からは直接この言葉が出ましたし
そうでない先生方の発表の時にも、共通する思いを感じました。

生徒が色を選択して、友だちが「どうしてその色にしたの?」と尋ね、本人は理由を考える・・・・・・・・・・。
いいですねえ。
「派手な作品を作った」と実践報告されるより、よほどインパクトがありました。
対象を「感じ取る力」であり「色彩などがもたらす感情を理解」することであり「言語活動」であります。
「なぜ」と問われて「なぜだろう」と自分自身に問い返す活動のなんと素晴らしきことよ。
他の先生の発表にあった北川民治氏の言葉
絵を描くときに行われる 整頓という行為を通して、真に自由な精神を獲得する
にも通じるんじゃないかなあ・・・なんて、勝手に関連づけていました。
相手や目的を想定した作品を制作する授業の発表がありましたが、
これも、友だちから「どうして」と尋ねられるのと同様に、生徒は色々と考え、試行錯誤します。
講話の中にあった「数学的思考力に匹敵する」学習の糸口を感じたのですが間違って解釈してませんでしょうか?

さっそく明日生徒が「なぜこの色を選んだの?」と尋ねるような活動をやる予定です。
改善策があります(笑)