Q&A大阪の会場であった天王寺キャンパスの近くにCGAT展をやっている画廊があるのです。近づくにつれて見覚えのある風景が広がってきます。
Q&A大阪でお手伝いいただいた大阪の先生数名に「今日、加藤君と二人で行くよ」とメールしてあったので、その中の一人であるS先生から携帯に連絡があり、画廊で合流しました。
Q&A大阪の会場提供でお世話になった佐藤賢司先生が中心となって開催された、このCGAT展は美術教師の展覧会です。
しかし、展示されているのは先生方の作品ではありません。子どもの作品が少しだけありましたが、これは美術教師の展覧会です。CGAT展の「AT」はアートティーチャーです。
見ての通り、展示されているのは「授業の魅力」です。あるいは「授業の工夫」です。
かといって指導案のような文章ではなく、子どもたちの活動の様子や写真がビジュアルに整理され、授業のコンセプトが模式化されています。
指導計画を見るのではなく、最終結果としての作品だけを見るのでもない。
こんな切り口の展覧会は初めてです。
キャプションのアップがこれです。
ビジュアルなパネル展示を見て、興味を惹きつけられた人がさらに情報を得ようとするときのために、丁寧で詳しいキャプションが用意されている・・・見事ですね。
完成作品の出来映えを展覧会で見て「あんな作品を次の授業で作らせたい」・・・と、表面コピーをしてしまう弊害については、散々このブログで言ってきましたが、それとは対極です。
授業の表面ではなく、本質を伝えたいっていう思いが感じられます。