2011年09月16日

授業改善推進のために思うこと(5)

美術教育を推進するために、あるいは研究会を意義深いものにするためには
教師観をもって
「今我々はこういう状況だから次にどうしよう」と考えるべきなんじゃないか・・・という感じで書き始めたこのシリーズ。
レッジョエミリアの記事が続いたので、少し間隔が開いてしまいました。

今日は5回目ですね。
前回は、教師の年代別に、現状を大きく3つに分けてみました。
今日は別の角度で美術教師のことを考えます。

blog_chugakoubijutu.jpg
上は北海道の山崎先生がまとめてくださっている日本の中学校美術科の総決算。
これぞ、「ザ・中学美術」という感じのサイトです。

赤線で囲まれたところには地域リンクがあって、
全国の様々な活動が地域別に紹介されています。

ここで気になるのは、地域のリンクである地方を開いたときに
「あれ? ○○○県は無いのかな?」
という場合です。

単にまだ拾い上げていないだけ・・・・なら良いのですが
単にデジタルでネット発信をしていないだけ・・・・でも良いのですが
そうじゃない事って無いのでしょうか?

先日こんなことがあったそうです。
今まで全く参加の無かった県から、ある美術の先生が会議にやってきました。
その地方の全県に出張文書が出してあり、たまたま目にしたその先生が「出席義務のある会議だ」思って参加されたそうです。

その先生曰く
「文書や案内を送っていただいても、本県にはそれを受け取るべき組織が存在しないから、これまでは宛先不明のまま消えていってたのだと思う」

そう言えば全国的な研究会や大会で、その県の先生と出会ったことがないです。
その周囲の県には知り合いも居るのに、その県の先生や活動に全く無知だったことに気づかされます。

さらに、その先生曰く
県の外に出て初めて知りました。よその県では色々な研究会が活発に動いているんですね」と。

そう言えば別の県で研修会を頼まれて、そこの組織で話し合いをしていたときに
「すごいですね。滋賀では毎年研究テーマを設定して活動しておられるんですか」と言われて驚いたのを思い出しました。

「生き生きと主体的に取り組み、イメージ豊かに構想し、粘り強く素材に向かう生徒を育む感性の教育を目指して」・・・・・みたいなロクでもないテーマを掲げる研究会をイジメるようなことを書いてきた、性格の悪いこのブログの作者ですから、

「へんてこな研究テーマだったら意地悪してやる」
・・・なんて思っていたら「研究テーマがあるなんて凄いですね」といわれて拍子抜け。
ああ、そうか。地域にはそれぞれの実情があるんだな、と再確認。

研究の進み具合や焦点がそれぞれ違う・・・というレベルではなく、皆が同じフォーマットでやっているのでさえない、ということに気づかされました。

美術教師の現状を、どう想定するか・・・・というこのシリーズに取り上げるべき現状だと思いました。


posted by kazyhazy at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 切り口 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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