前回とは別の画像を出しますね。それっ!

マスキングテープの威力もあって、デザインセットを使い始めたばかりとは思えないシャープな仕上がりを、生徒自身も満足しています。この辺の事は今日の本論ではないので★過去記事★でどうぞ。
ついでに言うとデザインセットも(少し)特注色>です。これも過去記事でどうぞ。
(そのお陰で鮮明に自分が狙った色がだせます。)
前回の「○○な感じの色」の時は、色の選び方について余り口出しをしませんでした。それは用具の使い方から、紙質の話から、テープをめくる感動や、最後の鑑賞まで、生徒にとっては刺激が多かったからバランスをとったんでしたね。
(塗りの形状をただの四角形にしたのも、消化不良にならないようにする配慮でした。)
前回は情緒的で主観的に色を選択していた生徒に対して、今回は「考えて色を選んでもらいます。」という宣言をします。
さらに、
■左の正方形は、やんわりまとまった感じに(または落ち着いた感じに)
■右の正方形は、くっきり分かれた感じ(または鮮明で派手な感じに)
してください・・・・・・と、テーマも指定です。
ここで教科書を開けます。色相環が載っているページです。
特に明度や色相という言葉は使いませんが、
「色というのは、このように住所がしっかり決まっていて、順番が変わることはありません」という部分に関してだけはしっかりと押さえます。
色々な話をするウチに生徒から
「住所が遠い色同士だと、くっきりするんじゃないか?」という推論が出て
「それじゃあ、逆に近い住所同士ならまとまるんじゃないか?」などの話が出るように進めます。
そこから先はまかせます。
生徒達は教科書をにらみながら、どの色とどの色を組み合わせて狙いを達成しようかと考え始めます。色>