2011年05月15日

授業を組む時の考え方(3)

こんなところで授業実践を発表するには地味すぎるような授業を公開していますが、こういうのがかえってよかったりしませんか?

(こんなんを公開する人ってあまりいないもんね。)
派手さや目新しさが無い分、堅実な構造がわかりやすいでしょ?

まあ前回までが基本構造。基礎工事のようなもんで、構造だけでは動き出しませんので、これに時間経過の流れを加えていきます。

■まず最初は黒板に「(   )感じの色」「(  )感じの色」と書きます。そして、すぐ下に「さわやか感じの色」「重感じの色」などの例を一つずつ書きます。
「他にどんな感じの色がありますか?」と問うと、難しい設問ではないのでガンガン手が上がります。色々な言葉が気軽に飛び出し、意見交流と共にアイスブレイクの役割も果たしてくれます。

■(  )な・・・の所に、ばな(バナナ)・・・は入りませんよ。黄色っぽいいろは想像できるけど・・・なんて冗談も交えながら沢山書き出して、今度は削ります。
ヤバイ感じの色(笑)とかは、生徒も「そりゃ駄目だろう」となりますが、良さそうでいて意外と気づかないのが「美しい」「きれいな」という言葉。
たとえ黒
であっても美しいと感じる場面はあるわけで、これではどんな色を「美しい」とするか、どんな色を「汚い」とするか決めつけることが出来ません。説明をして言葉を省きます。

どんな感じの配色を目指すのかを各自で選んでもらって、実際に着色です。初めてのデザインセットの使用法、水加減や筆遣いと共にマスキングテープも体験させます。
塗った後にテープをはがす時に、生徒から必ず「うおー」という歓声があがります。
(こんな風に山場とも言えるシーンはたくさんあるわけで、だからこそ授業のプロットはしっかりとシンプルに組んでおかないと駄目なんですね。)
2011design5.jpg

■色々とやることも多いので、一色目を塗っただけで一限の授業が終わります。別の日にもう半分を塗りおえたら、いよいよ鑑賞会です。
やりっぱなしはいけません。
やはりフィードバックは必要で、教室の前に自分のスケッチブックを持参し、級友に見せて「私が塗ったのはどんな感じの色だと思いますか?」・・・と問いかけるチャレンジャーを募集します。

配色だけを見せて、自分が「どんな感じの色」を狙ったのかを当ててもらう・・・・・
ちょっとドキドキの体験です。
自分が選んで塗った色が共感してもらえないと、なかなか当ててもらえないからです。沢山の生徒がチャレンジに参加してくれます。

色に関する客観性という「学び」を少し感じてもらえればと思っています。



posted by kazyhazy at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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