2010年12月22日

いつも心に切り口を(6)骨と肉1

他府県の研修会を頼まれて
どんな研修会にしようかと、色々考えるウチに自分の整理にもなって

こんな研修会にしたよ、こんな話をしたんだけど、
こんなんで良かったですか?
・・・・とネット上に書くことによって問いかけてるコーナー。

今夜はその6回目
紹介する「切り口」で言うと3つめになります。
takatutki_9.jpg
今日の切り口は「骨と肉」です。
構造と肉付け」とか「仕組みと中身」とか・・・・・
言い方は色々あると思うのでどれでも良いのですが、プレゼン画像の中にも色々と言い直した言葉が書いてあると思うので、みなさん自分に一番しっくりくるものを選んでください。

上のプレゼン画像の下の方に、白い字で小さく書いてあるので読みにくいと思いますが
「歯車自体の形状や強度を論じるとき、その並べ方や動きの仕組みは、別問題として扱わなければならない」・・・・な〜んてことが格好良く書いてあります。

物事を考えるとき、中身の問題と仕組みの問題を混同して考えてはいけませんよ・・・・という事なんですよね。

知り合いに、硬派な美術教師がいまして
児童生徒作品展に行くたびに嘆いておりました。
「あんな中身のない楽しいだけの作品が並んでいるのはけしからん!」
・・・ということだそうで、中1の授業から、バリバリと石膏デッサンの指導ができる力を持った先生であらせられます。

「私は、あんな楽しさを追求した美術は苦手だ。もっと手堅い授業をしっかりやりたいんだ」
・・・とおっしゃるんですが、この先生の考えで行くと

楽しい美術の授業 ←→ 手堅い美術の授業

このように両者は「対立した概念」ということになります。
こういうのをステレオタイプというのですが
この世は善か悪か・・・保守か革新か・・・プラスかマイナスか・・・二者択一でしか語れなくなってしまいます。

takatutki_9_1.jpg

こういう混迷したときに便利なのが!(じゃじゃーん)
骨と肉
という切り口でありまして、この場合は

■骨:授業の構造は手堅く・・・
■肉:
授業の中身は豊かに、楽しく・・・・

・・・・という風に両者を別問題として扱って、両立させてしまえばいいのです。
いやいや、両立しててもらわないと困ります。

いくら真っ当な授業であっても美術の楽しさが微塵も感じられない授業なんて・・・
いくら生徒が食いつく作業であっても、主題や狙いが存在しない授業なんて・・・

「考えられない!」・・・・と言いたいとろですが現実は???????


posted by kazyhazy at 21:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 切り口 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大賛成です。
でも、楽しいの捉え方が難しいですね。生徒達は、「はしゃいでいる=楽しい」「好き勝手=楽しい」だけに陥りがちですね。
美術には、既成概念を打ち壊した遊び心が絶対必要ですが、それは決して、「自分勝手なもの」や「単にはしゃいぐだけのもの」では無いはずです。
楽しさを求めつつ、そこを感覚で掴ませるのが本当に難しいですね。
その点を模索する努力を怠れば、「中味の無い楽しいだけの授業」か、楽しさの無い「作業だけの授業」に、誰しもが陥ってしまいます。
更に、授業規律が無くなってしまい、生徒達は作業を殆どせず、おしゃべりに終始して、「あぁ楽しかった…」という授業は、最悪です。
Posted by 魚住東中学校のクワムラです。 at 2010年12月26日 08:09
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