2010年11月30日

いつも心に切り口を(2)

若い頃、バンバン公開授業をしてブイブイ実践報告をしていた頃
「これでもか!」
と言わんばかりの工夫を重ねて
「どうだ、がんばったでしょ」
・・・という暑苦しい授業をしていた頃。

先生ががんばっておられることはよーくわかりました。
 今度は生徒の学びという視点で授業を振り返ってみましょう」

・・・と教えていただいて目が覚めたことを思い出します。

作品は生徒が作るけれども
授業は、まるで私の作品だったのです。
そんな風に考え直すことができました。

これが考えるための切り口です。

「工夫を凝らした授業に、あとどんな工夫を加えれば良くなるか」
・・・では、同じ方向を向いたアドバイスになってしまって
違う角度から切り込んだことにはなりません。
授業をした本人が、新たな角度から検証し直すきっかけになることが
(若いときの自分のように)大事だと考えました。
takatuki_3.jpg

そこでT市での講話で、最初にぶつけたのは
何を削って何を残したか」というキーワードです。

滋賀で10年以上前に使っていたキーワードですが
T市の先生からこの言葉を講話で使ってくれと言うリクエストもあったので
まずひとつ目はこれで行くことにしました。

滋賀でも、当時は授業をするたびに授業研の司会者(私ですが)から
「今日の授業で先生は、何を削って何を残されましたか?」
・・・と聞かれるのが習慣でした。

表現の授業の中には
■削っても差し支えのない要素
■削った方が良い要素
■削らなければならない邪魔な要素
が含まれていることが多く、
目指している目標に照らせば回り道をしていたり、
かえって生徒が迷走したりしていることがあります。

授業の中の一番大事な本質は何処なのかを押さえ直し
それ以外の部分をバッサリ切ったら、よりよい授業になるかもしれないよ・・・という提案です。

そんな風に言われて
それじゃあ一度この授業で考えてみようか・・・
と言う風になれば、「切り口」として機能し始めたと言うことです。

やり方の見本として、まず私自身が自分の授業をバッサリやるわけですが
その話はまた次の機会に・・・・つづく


posted by kazyhazy at 22:13| Comment(1) | TrackBack(0) | 切り口 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まさしく、その通りですね。
これこれが、原点と言えると思います。
何年美術教師やっても、常にこの原点に立ち返って自分の実践を検証していく必要がありますね。

明日から、この原点を更に大切に頑張っていきます。
Posted by 魚住東中学校のクワムラです at 2010年12月06日 22:25
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