2008年12月26日

美術のいかがわしさ(12)

<色:#006600>そもそも
このシリーズの発端は<色:#ff6600>InSEAでの発表で、ある方の発言の中に
「美術が持っているいかがわしさというモノを授業の中でどうするか・・・・」
というのがあって、そこから話が広がって、いつのまにか自分の授業のいかがわしい部分を自問自答するコーナーになってしまいました。

自分自身も「本当にこれで良いのかな?」と問い、
自分で答えながら確かめているようなモノです。


そんで、この予行演習の生徒作品ですが、予行がこんな感じなんだから
本番の「卒業制作」もこんな感じです

作業がまだ進んでいないので、お見せできる画像はないですが、
生徒達は予行と同様
■背景になる風景を色々探したり、模様や構成で最背面の計画を立て、
■野球選手の写真、テニスラケット、マンガの主人公からモナリザまで、作品の主人公の資料を持参して配置を考え、
■ワープロやレタリング辞典で文字レイヤーを転写できるように作っています。

そんな、どこかから取ってきたイラストや写真を使って良いのか?

・・・と疑問に思われると思います。
これをオリジナルの自分の絵だと主張すると著作権的によろしくないです

ただ、この授業で狙っているのは、言わば
「プロデュース」能力
なのです。

例えば、有名な亀倉雄策氏のポスターですが、亀倉氏自身が
・写真を撮ったわけではない
・文字をレタリングしたわけでもない
・色を塗ったわけではない・・・・・
・ですよね。

ADとしてカメラマンや写植に発注して作っているのだと思います。
ちょっと違うかも知れませんが、そんな感覚です。
現代芸術のレディメイドでもいいし
コラージュやアッサンブラージュでもいいし
大衆商品を作品に取り込んだポップアートでもいい。

すでにあるモノの中から取捨選択をして組み合わせて再解釈する
プロデューサー(アートディレクター?)の仕事ぶりを
授業の中に取り入れたかったのです。

生徒作品の中にはモナリザの模写が登場するものもありますが
ADであるその生徒が、
<色:#ff6600>自分の作品のためにレオナルドダヴィンチに発注して描かせた・・・・
ようなつもりで授業を進めたいと思っています。


posted by kazyhazy at 21:12| Comment(1) | TrackBack(0) | 授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは、かじさん。
久々に(ごめんなさい・・)、
かじさんのブログに来て
「いかがわしい」の文言に惹かれて
一気に「いかがわしいシリーズ」だけ読んで
しまいました。
「面白かった」の余韻だけで終わりたいので
中身へのコメントなしでご容赦ください。
ちなみに、小学生にも「いかがわしい図工(?)」の
児童がいました。はは。
ここ↓
http://iroiroart.exblog.jp/10448515/
Posted by さいびかん at 2008年12月29日 20:15
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