人前でこのような質問をするとき、今まではみなさん全く知らないという反応である場合が多かったのですが、教育関係者の中にもファシリテーションについて語れる方に時々出会うようになってきました。
「促進させる」というような意味合いの言葉で、ワークショップや会議の場でこのスキルを使って議論を最適化できる人のことをファシリテータと呼びます。
このファシリテーションもビジネス書の中で数年前に出会って、注目していたのですが、色々調べてみると知らない間に浸透している部分も見えてきます。
ファシリテーションという言葉自体を使わないだけで、このスキルを使って学校経営改善を促進させようとしている大学の先生を知っています。何か自分の学説やメソッドを学校に押しつけるのではなく、スキルだけで議論に参加し、その議論を活性化し、問題点を学校職員が自ら浮き彫りにし、自分たちで解決案を練ることができるように導くのです。
授業の方法論の中にも徐々に浸透しています。教師が答えを教え込むのではなく、生徒自信の自主的な学びを促進させるような授業論には、たいていファシリテーションの精神が組み込まれています。
また、我々が受ける研修(特に中央研修に顕著)の中にも組み込まれています。
解けない問題を解ける形にして議論の場に提示し、袋小路にはまったり堂々巡りをしたりしないようプロセスを管理し、目的を明確にしてチームワークを最大限に引き出すスキル。
色>(短い文章にはなかなか書ききれませんね。つづきはまた今度)